CKT-799インプレ(試乗編)

 さて、「組立て編」に引き続きCKT-799の試乗インプレです。先日のサイクリング会と通勤などで合計160kmくらい乗りました。その間に感じたことを率直に書いてみようと思います。

 

 ところで、よく雑誌とかネットの記事で様々なモデルの試乗インプレを読むことがあると思います。基本的にあれ、信用しちゃいけません。政治的な圧力がかかっていたり、単なるステマだったり、結局よくわからない表現でお茶を濁されています。ですので、これから私が書くことも信用してはいけません。単なるステマかもしれません。

 

 まずは第一印象。最初に乗ったひと漕ぎ目の感想は「あ、意外と硬い」でした。個人的にはバネ感のあるフレームが好みで、この799は見た目にはそんなに硬そうな気がしていなかったのですが、東レT1000カーボンを使用してなおかつBB386を採用しているせいもあってBB付近のたわみがほとんど感じられません。その分、踏んだ力がすぐに推進力に変換される素早い反応が際立っています。

 

 走り出してみると、やはり加速がすばらしい。「おっ、こいつは速いぞ」とすぐに感じます。ダンシングに切り替えるとまだ硬さに慣れていないせいか、リズムが取りづらい。軽量フレーム特有の腰高感もかんじられるので少々バランスがとりにくい印象でしたが、この感覚は乗り込めば慣れるでしょう。うまく操れるようになればさらに速くなりそうです。

 

 ゼロ加速も良かったが、中速域からの加速も極めて良好。35km/hから4回踏んだだけで40km/hを楽に越えます。巡航性能は特筆すべき点はないが、この加速力は大きな武器になりそうです。

 

 コーナーリングではバイクを倒せばちゃんと思い通りに反応します。フロントフォークは他のいくつかのモデルと共通設計のようなので特別なこだわりは感じられませんが、ストレートタイプの割にはクイックな感じはなく、ニュートラルで癖がなさそうです。

 

 路面が荒れているところでは振動がしっかり伝わってきます。不快なほどではありませんが、ホイールやタイヤの選択である程度コントロールできると思います。

 

 私はロードバイクのフレームに快適性能は特に求めません。石畳を走るわけではないですから、やっぱり速くてナンボでしょう。ただそれは乗り心地が悪くてもOKということではなく、楽に速く走れることが心地よいのであって、楽に速く走るために不必要な要素をそぎ落としたのがロードレーサーなんだと思います。

 悪路を走るのならタイヤを太くしたりサスペンションをつけたりすればいいんですし、もはやそれはロードレーサーではありません。

 

 登りの性能は超軽量フレームですから、もちろんよく登ります。期待を裏切りませんでした。まだダンシングに慣れていないせいもあるのか、シッティングで回して登のが良さそうです。特に、アウターで登れる3~5%くらいの斜度が気持ちよく進みます。登りなのにケイデンスがどんどん上がっていく感覚があります。長い登りはまだ試せていませんが、好タイムが期待できそうです。

 

 信用できないインプレをダラダラと書いてきましたが、試乗車を用意していますので気になる方はご自身で乗って確かめてください。何よりも自分で乗った感想が一番信用できるからです。

 

 

CKT-799フレームセット

フレーム、フロントフォーク、ヘッドパーツ、シートピラー、シートクランプ、ボトムブラケット、Fメカクランプ付属

サイズ:S(440)、M(490)、L(540)

メーカー価格¥300,000(税別)

在庫限りサガミ特価50%OFF ¥150,000(税別)

 

<総合評価>5点満点

軽量性:☆☆☆☆

剛性感:☆☆☆☆

快適性:☆☆

反応性:☆☆☆☆☆

操作性:☆☆

エアロ:☆☆

 

ヒルクライム☆☆☆☆☆

 軽量モデルなのでやっぱり登りが得意です。軽量パーツで組めば5kg台に仕上げることも十分に可能です。

 

ロングライド☆☆☆

 ストップ&ゴーやアップダウンが多ければ軽さと反応性が生きてきます。登りと加速で体力を温存できます。

 

クリテリウム☆☆☆☆☆

 加速が良いのでインターバル的な走りにはピッタリです。ゴールスプリントになっても負けないでしょう。

 

エンデューロ☆☆

 長時間一定の速度で走る場合ではこのフレームの良さがあまり発揮されないかもしれません。

 

ロードレース☆☆☆☆

 まさにレースのために作られたフレームです。総合力が高いのでコースを選ぶことなくオールラウンドで活躍してくれそうです。

 

text■塚田

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コメント: 9
  • #1

    kamikita (月曜日, 17 4月 2017 17:23)

    インプレありがとうございます!
    CKTの情報って少ないので嬉しいです。

  • #2

    サガミサイクル塚田 (月曜日, 17 4月 2017 18:55)

    kamikita様
    コメントありがとうございます。
    「CKT 799 インプレ」でググったら前回ブログの「組立て編」が検索トップでした。なるほど、情報が少ないですね。

  • #3

    miyamori (火曜日, 18 4月 2017 16:55)

    CKT。お得値ですごく魅力的ですね~♪

    インプレ記事の不思議といえば僕の大好きな sempre について数年前、大手自転車サイト某ワイヤードにてインプレライダーさんたちが口を揃えて「エントリーレース限定でなら使える」と何度もエントリーレベルを強調していました。
    そして次の年のジロでプロコンチームが sempre をメインバイクとして使っているのを観てア然としました。( ̄▽ ̄;

  • #4

    サガミサイクル塚田 (木曜日, 20 4月 2017 10:42)

    miyamori様
    コメントありがとうございます。
    先入観が人の感性を鈍らせるいい例ですね。他人の意見は参考にするのは自由ですが鵜呑みにしてはいけません。

  • #5

    専務 (木曜日, 20 4月 2017 21:09)

    私も快適性よりいかに軽くて速く走れるかに重点を置いています。それはロードバイクの醍醐味であるからです。価格は驚くほど安いが中身は高級フレーム特有な硬さを持った仕上がり。TORAY製の最上級パイプを搭載しているので当たり前です。
    塚田氏が言っているように、フレームの硬さは簡単に解消できます。ホイール又はタイヤで簡単にカバー出来るのです。むしろ足周りの方が重要なくらい自転車自体の乗り味イメージが変わります。極端な話、10万以下の完成車に高性能なホイールを履いてみて下さい。全く違う上質な乗物になりますから。
    さて、今回のCKTですが、正直言って知名度はまだまだ低いです。ただし造りは大手ブランドに劣らないと思います。ヨーロッパ大手のデカイ看板をぶら下げてアジアで完全OEMしているより、台湾ブランドとして正々堂々と挑戦している方が潔くて気持ち良い。かつてのGiantのようです。もちろん大手ヨーロッパブランド名を否定している訳ではありませんよ。名前で選んでも良し、中身で選んでも良し。乗り手が満足できることが一番重要なのですから。

  • #6

    yamamoto (金曜日, 21 4月 2017)

    はじめまして。
    御社ブログのインプレ記事を拝読して、このCKTフレームに興味を持ちました。以前にご紹介いただいたカーボンホイールも非常に気になります。
    落車のリスクもあるレースでは、機材のコストパフォーマンスは大事だと思うので低価格で高品質なCKT製品は魅力的です。
    今度お店にお伺いしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

  • #7

    サガミサイクル塚田 (金曜日, 21 4月 2017 18:51)

    yamamoto様
    コメントありがとうございます。
    私の拙いインプレでご興味をもっていただけてよかったです。
    ぜひご来店をお待ちしております。

  • #8

    たなか (火曜日, 25 4月 2017 21:07)

    インプレを拝見しました。
    購入を検討してますが、私は伸長160センチしかありません。私でも乗れるサイズはありますか?。また写真以外の色は何色がありますか?
    CKTのホームページが見当たらなく情報が得られません。お教えいただければと思います。

  • #9

    サガミサイクル塚田 (木曜日, 27 4月 2017 19:19)

    たなか様
    コメントありがとうございます。
    お客様にはSサイズ(トップ長520mm)が適していると思います。
    現在店頭にはブラック/レッドがございます。
    以下のサイトをご参考にしてください。
    http://www.ckt-bike.com/product-799-799.html
    ご検討よろしくお願いいたします。