高品質で低価格なカーボン製品を数多く手がける台湾ブランドCKTのフラグシップモデルの軽量カーボンフレーム「CKT-799」を組みました。
重量はMサイズでカタログ値が810gとなっていますが、実測してみるとリアハンガーがついた状態で806gでした。正直者ですね。
機械式コンポ・Di2両対応でケーブル類は全てフレームに内蔵されます。
BBサイズは圧入タイプのBB386を採用。フレームの内側にバリやバルーンの残骸などがほとんど見られず綺麗に仕上げられているのでワイヤーが通しやすくて組立ては楽でした。内側の処理が荒いと音鳴りの原因にもなることがあります。フレーム内に予めライナーを通してからBBを圧入します。
24mmシャフトのシマノクランク対応のBBがフレームに付属します。スチールベアリングですが、回転は滑らかです。
フロントフォークは上下異径コラムの下側が1.5インチサイズで剛性を確保しています。579や398SLも同様のフォークを採用しており、いくつかのモデルと共通設計のようです。
シフトケーブルはヘッドチューブからフレームに内蔵されます。これによってハンドルを低くしたときにヘッドチューブまでのワイヤーの取り回しが若干窮屈になるのでハンドルを切り辛くなります。45度以上曲げるとワイヤーに無理な力がかかりそうです。ちょっと残念なポイントですが、電動コンポで組むことで解決します。
フロントディレーラーは34.9mmのバンドタイプが使えますが、直付用のクランプアダプターも付属します。
今回はフレームからコンポ乗せ替えで組んだのですが、BBやシートピラー、Fメカバンドが付属するので追加で必要なものがシフトワイヤーだけで済みました。
DURA-ACE9000コンポ仕様で適当なカーボンホイールを装着したらペダル込みで6.5kgに仕上がりました。登りが得意そうですね。
試乗ができますので興味のある方は店頭でぜひお確かめください。
次回は試乗のインプレを書こうと思います。
text■塚田
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