「ARGON18」はまだ歴史の浅いややマニアックなカナディアンブランドでしたが、今やプロツアーチーム(アスタナ)に供給する世界的なブランドに成長しました。
プロ供給のトップモデルの「GALLIUM PRO」と同一設計のセカンドグレードがこの「GALLIUM」です。性能面ではプロレースでの活躍で実証済みですが、スケルトン的にはヘッドチューブがかなり短いのが特徴です。ハンドルを極限まで低くしたいレース志向の方には良いかもしれません。ヘッドのアダプターを装着すすことで一般的なハンドル高さのセッティングももちろん可能です。
ブランド名もさることながら、このモデル名の「GALLIUM」や、エンデュランスモデルとして「KRYPTON」というのがあるのですが、どうやら元素名が好きなようです。ちなみにブランド名の由来はスチールパイプの溶接に使うアルゴンガスとその原子番号18から来ているらしいです。
軽さの象徴として「HELIUM」という製品名はフレームに限らず色々なメーカーからでていますが(ARGON18の最初のカーボンフレームもHELIUMでした)、「HELIUM」よりも軽い「HYDROGEN(水素)」という名称はなぜかあまり使用されないようです。可燃性があるからでしょうか。
text■塚田
オランダのホイールメーカー「SCOPE」のコスパの高いフルカーボンホイールが入荷しました。
あまり聞き馴染みのないメーカーですが、カーボンホイールに特化した新進ブランドで、商品の随所にこだわりが見られます。
ハブはスウェーデンの世界最大規模の総合機械メーカー「SKF」との共同開発で、優れた回転性能はもちろん、剛性の最適化を狙ったベアリング設計がされています。また、前後ハブともにフランジ幅を目一杯広くとられており、スポークテンションも高く、組立て精度は高いです。
クリンチャー仕様ですが、チューブレスレディにもしっかり対応。ホイール重量は45mmハイトの「R4c」が公称で1520g、実測重量は1540gだったので、まあまあ正直者です。
前後セットのメーカー価格が¥180,000(税別)というのは驚きです。適当に作られた無名ブランドの安いホイールはいろいろありますが、こだわってしっかり作られているのが見ればわかりますので、これは安いと思います。当店の販売価格は店頭にて。
メーカーサイト:https://www.scopecycling.com/
text■塚田
TIMEの2020年モデルが発表されました。
基本的にはモデルチェンジはなく、「ALPE D'HUEZ」と「SCYLON」、「FLUIDITY」の3モデルを主軸としたラインナップとなります。
最も話題となっているのが、2018年、2019年モデルと続いたダサすぎるロゴデザインをやめて、以前のようなダウンチューブに「TIME」ロゴとなりました。失敗だったことにやっと気付いたか!
「TIME」ロゴになったものの、デザインそのものはシンプル過ぎてやや物足りない気もしますが、良く言えば「大人っぽい感じ」です。やっぱりTIMEは大人のバイクですからね。体力の衰え始める世代にとって、TIMEのフレーム性能が優しくサポートしてくれますし、何台かロードバイクを乗り継いでこそTIMEの本当の良さを感じることができるんだと思います。
早速店頭にて詳しい資料を用意して、ご予約を受け付け開始しております。初回オーダーは8月30日まで。初回オーダーを逃すと条件が厳しくなる可能性がありますのでお早めに!
text■塚田
川えびーにゃ様からのご質問です
質問: 一昔前はニューモデル発表といえば、ツール・ド・フランスの前でしたが今は各社バラバラな気がします。これはモデルがエアロやエンデュランスといった感じで細分化されている影響がありますか?
かつては「ツール・ド・フランス」といえばロードバイクファンにとって最も関心の高いレースイベントでした。メーカーとしてもプロモーション効果が大きかったので、新モデルをツール・ド・フランスに投入して、それが活躍すれば売れる、という仕組みが成り立っていました。
ところが近年ではロードバイクを買う人(お客さん)とロードレースファンは必ずしも一致するわけではなくなりました。ロードバイク好きな方でも、前回ツール・ド・フランスの優勝者を知らない、ってこともよくあります。優勝選手が使っていたフレームが飛ぶように売れるってこともなくなってきました。
現在ではほとんどのメーカーは8月~9月くらいにドイツで開催される世界最大の自転車国際見本市である「ユーロバイクショー」に新製品発表の照準を合わせているようです。
さらに最近では、製品の差別化が難しくなってきたためか、新製品の発表時期をあえてライバルメーカーとずらすことで注目を集めようとするメーカーの動きもあるようです。
また、ジャンルが細分化されてきたことも要因のひとつだと思います。顧客ニーズが多様化すれば販売戦略も多様化します。メーカーのラインアップの中でも、ジャンルによってターゲットは異なるので、プロモーション方法も変える必要があります。
答え:最近は夏~秋ごろの発表が多いのですが、少しづつ早まってきているような気がします。このままいけばそのうち、ツール・ド・フランス前の発表が通例になるかもしれません。
text■塚田
パンクをした時のタイヤの着脱に苦労をされている方は多いかと思います。
最後の「あとちょっと」がどうしても嵌らなかったり、せっかく嵌めたチューブを傷つけてやり直ししたり、レバーを折ってしまったり、となかなかうまくいかない方におススメの商品です。
「タイヤキー」という商品で、これ一本で外すのも嵌めるのもかんたんにできちゃいます。
外すときは、タイヤキーをリムとタイヤの隙間し差し込んで、横にスライドするだけ。嵌めるときは、鍵爪のような形をした部分でタイヤのビードをてこの力で引き上げます。中のチューブに干渉しないので失敗するリスクも少ないです。
実際に使ってみましたが、結構簡単にできました。一本でできちゃうってのがいいですね。持ち運びにもかさばらないので便利です。
text■塚田
平成時代も残りわずかとなりました。
5月のゴールデンウィーク中の営業日に関するお知らせです。
5月1日(水) 店休日
5月2日(木) 通常営業 11:00~20:00
5月3日(金) 通常営業 11:00~20:00
5月4日(土) 通常営業 11:00~20:00
5月5日(日) 通常営業 11:00~20:00
5月6日(月) 店休日
5月7日(火) 店休日
5月8日(水) 店休日
5月9日(木) 通常営業 11:00~20:00
水曜日に加えて、5月6日と7日がお休みとなりますのでご注意ください。
尚、店休日はオンラインショップも休業となります。メールのご返信もできませんので予めご了承下さい。
DEROSAのカタログ未掲載の限定モデルが入荷しました。
人気No.1のオールラウンドフルカーボンフレーム「IDOL」のディスクブレーキ仕様が限定カラーで新登場しました。
ブレーキマウントはフラットマウント、エンドは12mmスルーアクスル、Di2・ブレーキホース内装仕様となっており、トレンドをしっかりとおさえた仕様です。
画像では伝わりにくいのですが、「DEROSA」のロゴの塗りがパールホワイトにホログラムのフチで、光の角度で七色に輝くところがポイントです。
なかなかディスクロードの購入に踏み切れない方も多いでしょうが、「これなら欲しい!」と思えるハイセンスな一台です。
text■塚田
チェーンの交換時期について。
チェーンの寿命は見た目ではなかなか判断できないので、磨耗度合いを計測する「チェーンチェッカー」という工具があります。これを使えば交換すべきかどうか判断できるわけですが、通常はまず走行距離を目安にします。
リアスプロケットが6~9速だと5000~7000km、10~11速なら3000~5000kmくらい走行したらチェーンチェッカーで測定してみると良いでしょう。
ただしこの目安は、チェーンの(最低限の)メンテナンスを行っている場合であり、汚れたチェーンやオイルの切れたチェーンを使い続ければ寿命は極端に早まります。逆に言うと、チェーンをいつもピカピカに綺麗な状態を維持している方は、チェーンの寿命が通常よりも長くなります。
チェーンが寿命を迎えたときに「チェーンが伸びた」と表現することがあります。実際にチェーンの長さが長くなるのですが、飴みたいにプレートが引っ張られて伸びるわけではありません。
ローラーの回転によってブッシュの外側が磨耗して、ピンを支点とするチェーンのプレートの動きによってブッシュの内側が磨耗します。ブッシュの磨耗によってローラーのガタ(遊び)、インナーリンクとアウターリンクのガタ(遊び)が大きくなります。チェーンのリンクのガタ(遊び)が大きくなることでチェーンの寸法が長くなります。
CAMPAGNOLO 「BORA WTO」が入荷しました。カンパニョーロ初のフルカーボンチューブレス(レディ)対応ホイールです。
リムハイトは77mm(フロントのみ)と60mmと45mmの3種類があり、画像は60mmの物です。
ハブはUSBベアリングを採用。くびれた形状がBORA ONEよりもかっこいいです。
リム幅は26.5mm、タイヤは25c以上の太さに対応。「Continental GP5000 TL」を装着しましたが、レバーなしでも取り付け可能で、フロアポンプで普通にビードも上がりました。
メーカー価格はBORA ONE クリンチャーが¥296,000に対し、BORA WTOが¥301,000なので、コストパフォーマンスは高いです。
現在店頭にてご注文可能です。販売価格も店頭にてご案内いたします。スペシャル価格です。
text■塚田
すっかり暖かくなって、自転車に乗るのにピッタリな季節になりました。
この時期になると、通勤・通学の自転車をお探しの方や、新しくロードバイクを始めてみようという方が多く来られます。特に初めてのロードバイクをお探しの方からは、「クロスバイクに乗っているが、物足りなくなった」という話をよく聞きます。
そのような方にとってどういうロードバイクがおススメかといえば、用途によって違ってはきますが、今まで乗ってきたクロスバイクとは「一線を画する」ものであるべきだと思います。
Freedman様からのご質問
素朴な疑問: カンパやスラムが12速化し、デュラも来年はモデルチェンジに合わせて12速化されると思うのですが、ホビーユーザーにはスラムのように10Tを追加されても一生使うことがない気がします。完成車には12-30とか14-32ぐらいのがいいんじゃないかと思うんですがプロショップとしては一般にはフロント・リアともどのぐらいが無難だと思われますか?
ギア比に関しては、用途や乗り手の脚力・速度域によって必要となる歯数は変わってくるので、「このギア比がベストです」とはなかなか言えません。
国内で市販されている完成車のギア比をみると、フロントが50/34T、リアが11-28Tというのが最も標準的な仕様だと言えます。しかし、普通に市街地を走行する場合、速度域はせいぜい30~40km/hくらいなので、フロントがアウター(50T)であればリアは14Tくらいで事足りてしまいます。
シマノが販売するカセットスプロケットはトップギアが11Tとなっているのが多いのですが、「11Tとか12Tはほぼ使わない」と言う声は多いです。現行105のカセットスプロケットのラインアップは(11-28T、11-30T、11-32T、12-25T)の4種類です。12-30Tとか12-32Tとかあれば確かに便利そうです。
シマノの考え方としてはおそらく、
「坂を登るのなら大きいスプロケットが必要→登りがあるなら下りもあるよね→下りでかっ飛ばすには11Tは必須だね!」
「登りも下りもない平坦ならクロスレシオの12-25で決まり!」
ってことなんでしょうか。32Tが必要な登りが多い割には11Tでかっ飛ばせる下りが少ないのは日本の特殊な道路事情が関係しているのかもしれません。
世界的にはフロントが52/36Tでリアが11-28Tというのがもっとも標準的なのだそうです。
そもそもロードバイクはレースを走るための自転車なので、レースで使用されるギア比をみてみると、フロントが53/39T、リアが11-25T or 11-28Tが一般的(コース設計にもよりますが)となります。
速さを求めるロードバイクにはトップギアの11Tはやっぱり必要です。「11T」は能ある鷹が隠す「爪」みたいなもの。たとえ使わなくても、この自転車はこれだけスピードが出せる、という「可能性」は残しておいたほうがいいのかもしれません。
スラムの12速コンポはカセットスプロケットが全てトップギアが10Tです。その代わりフロントシングルも想定して、フロントギアも小さめです。53x11Tと48x10Tが同じくらいのギア比になります。フロントシングル42Tでリアを10-33Tにすれば、50x12T~34x27Tのギア比をカバーできるので、10Tの出番は意外とあるかもしれません。
最後に個人的な意見ですが、私もトップは12Tで十分だと思います。ただ、30T以上の大きなギアはできれば付けたくないです。フロント52/36T、リア12-28Tが理想でしょうか。フロントシングルは面白そうなのでそのうち試してみたいです。フロントシングルなら、フロントが44T、リアは11-32くらいかな?
答え:「11T」は能ある鷹が隠す「爪」みたいなもの。トップギアが使えなくて嘆くのであれば、フロントのアウターを小さくしてみましょう。(こんなところにちょうど良い物が!)
text■塚田
3月になりました。「そろそろ乗り始めよう」という方が増えているようで、自転車でご来店される方が多くなってきました。
前回のクイズが「難しすぎてわかんねーよ」と好評だったみたいなので、難易度をやさしくしてみました。
バイク川本バイク様からのご質問
質問:今年でロードバイク歴25年を迎える者です。当時と比べて現在のロードバイクの進化は凄まじいものを感じますが、今からさらに25年後にはロードバイクはどのように進化すると予想されますか。
25年前といえばクロモリフレームが全盛で、アルミやカーボンなどの新素材が注目され始めた頃ですね。デュラエースもまだ8速でした。現在ではカーボンフレームが主流となって、当時よりも軽量で高強度なフレームがつくられるようになり、リアの変速段数は12速まで登場しています。さらには電動変速やディスクブレーキの普及なんかは、当時では予想できなかったかもしれません。
今後は進化のスピードはさらに早まるものと予想されます。機材そのものの物理的進化には限界がありそうですが、ロードバイクを取り巻く環境の進化が進むでしょう。安全性の面では、道路事情が改善されてより走りやすい自転車専用道路などの整備が進むと思います。また、自動車の自動運転や危険回避の技術が自転車にも応用されるかもしれません。
あとはVRやARといった仮想現実の技術が自転車を乗る環境に大きく影響を与えます。「Zwift」に代表されるように、もう既に広まりつつありますね。レース界においても、落車などの事故の心配がなく、交通規制の必要がないバーチャル空間でのレースは大いにメリットがあるし、これも既に取り組みが始まっています。ロードレース=インドアスポーツという認識が新たに生まれるかもしれません。
また25年後といえば、たびたび話題になる「シンギュラリティ」というのがあります。「技術的特異点」とか「2045年問題」とも言われますが、かんたんに言うと人工知能などの技術の進展によって人間の知性には及ばない爆発的な進化が発生するという事だそうです。映画なんかでもよくある、「高度化したロボットに人間が支配される」っていうアレです。
自転車にも人工知能が搭載されれば、「今日は雨が降りそうだからやめておこう」と自転車のほうが言い出すかもしれません。
答え:未来のことはよくわからないので勝手なことを書いてみましたが、現代のロードバイクを大事に手入れして25年後もクラシカルに楽しむのはいいかもしれません。
text■塚田
カンパニョーロ「ユーラス」
「シャマルウルトラ」の影に隠れてイマイチ目立たない存在となってしまったが、「シャマル」が登場する以前はこのユーラスがカンパのアルミホイールのトップグレードでした。
シャマルとの主な違いは、ハブボディの材質(ユーラスはアルミ、シャマルはカーボン)とベアリングの材質(ユーラスはスチール、シャマルはUSB)の2点です。
ということは、リムやスポークは同じということになります。ホイールの性能を決める要素としては、ハブよりもリムやスポークの方がはるかに重要です。
しかし、現行モデルのシャマルとユーラスはリムは別物です。2017年以降のシャマルは「C17」という規格(いわゆるワイドリム)でそれまでよりもリム幅が2mm太くなりました(それによって重量も増えました)。ところが現行のユーラスはナローリムのままです。つまり、2016年以前のシャマルと同じリムということです。
また、ユーラスがアルミ一体ハブであることのメリットもあります。シャマルのハブはフランジがアルミでハブ胴がカーボンという異素材を組み合わせているので、ハブのねじれに対する剛性面で不利になります。剛性を犠牲に軽量性を取ったことになります。
これは「ボーラワン」と「ボーラウルトラ」の比較でも言える事で、アルミ一体ハブの方がどうやらトルクの掛かりが良いみたいです。
そんなわけでユーラスをベタ褒めしてみましたが、私個人的にも「カンパのアルミホイールどれを買う?」と聞かれたら「ユーラスの一択」になるかとおもいます。ホントはゴールドのシャマルウルトラが一番欲しいんだけどなー復刻しないかなー。
text■塚田
そろそろ暖かくなってきそうですが、まだまだ「オフシーズン」という方は今のうちに自転車のオーバーホールをおすすめします。
暖かくなって、いざ乗り出した時にメカトラブルなんかに見舞われたら目も当てられません。トラブルを未然に防ぐ意味ではもちろん重要ですが、長期間放置していたバイクとしっかりと整備されたバイクとでは性能の差も大きいです。ビフォー・アフターで違いを体感できるくらいの差はあります。
久しぶりに乗るんだったら、コンディションが良い状態で乗りたいですよね。春本番を迎えてから整備に持ってくる方が意外と多く、3月以降は混雑することが多いので、今月中が狙い目ですよ。
下記以外にも整備メニューはございますので、詳しくは自転車と共にご来店の上ご相談ください。
text■塚田
・おまかせ点検 ¥12000~
ブレーキワイヤーインナー・アウター交換
シフトワイヤーインナー・アウター交換
バーテープ交換
変速調整
ブレーキ調整
増し締め点検
各部オイルアップ
作業時間は約2時間~翌日仕上げ(混雑状況によります)
・フルメンテナンス ¥30000~
おまかせ点検の内容に加え、
全ての部品をバラして洗浄後組み直します
BB、ハブ、ヘッドのグリスアップ
自転車お預かり、納期は約一週間
その他交換が必要な消耗部品があれば追加となります。
他店で購入の自転車もお受けします。
自転車を見させていただいた上で正確な金額をご案内します。
ご予算など予めご相談下さい。
こちらからご予約もできますよ!
2019年度注目度No.1のフレーム「LOOK 795 BLADE RS」が 入荷しました。
LOOKといえば、2018年度には超軽量モデルの「785 HUEZ RS」がデビューして大ヒットとなりました。
そして今年度はエアロロードです。LOOKのフレームは伝統的に3桁の数字がモデル名となっており、百の位が「世代」、十の位が「グレード」、一の位が「素材や製法」を表しています。
2018年までは「795 LIGHT」がフラグシップとして君臨していましたが、事実上のフルモデルチェンジにもかかわらず、「895」とはせずに「795」という数字を継承しています。また、「795 LIGHT」がラインナップに残っていることからも、LOOKとしては「甲乙つけがたい最上級エアロロードが2機種あるので好きなほうを選んでくれ」ということなのでしょうか。じつに贅沢だ。
text■塚田
全て在庫1点限りとなります。
現金特価とさせていただきます。学割は対象外となります。
売れたら終わりです。早い者勝ちです。
画像と実物は一部仕様が異なる場合がございます。
長期在庫品のため、一部キズや汚れ、劣化が見られる場合がございますが、現状でのお渡しとなりますので予めご了承ください。もちろん整備はバッチリさせていただきます。
今年最も多くの話題を集める完成車がこちら、「GIANT TCR ADVANCED 1 SE」です。
フルカーボンフレームでアルテグラR8000コンポ仕様、完成車重量7.8kgこれでメーカー価格¥280,000(税別)。ここまでだけならスペック的には標準的です。「さすがジャイアント、コストパフォーマンスが優れていますね」くらいのコメントで終わってしまうことでしょう。
このモデルの凄い所は、パワーセンサー内蔵クランクが標準装備!なんです。しかも左右クランクそれぞれに独立したセンサーが搭載されるので、より正確で多彩なデータが収集可能です。
左右独立のパワーセンサー内蔵クランクを購入しようとすれば、それだけで相場は15万~20万円くらいします。
アルテグラ一式で10万くらいはするので、パワーセンサーとコンポでほぼ完成車価格です。
肝心の性能がどうなのか、という心配もありそうですが、巨大ブランドのジャイアントがこのパワーメーター市場に後発参入するってことはそれなりの自信があるということなんだと思います。
バイクの買い替えとパワーメーターの導入のどちらかで悩んでいる方も多いかと思いますが、「もう両方いっちゃいなよ!」という気にさせられてしまいそうです。
text■塚田
久しぶりの素朴な疑問コーナーです
素朴な疑問: いつもお世話になっております。サドルの高さについては色々な記事等があるのですが、サドルの前後について・・・こんな風に合わせているよ、などありましたら、紹介いただけたら嬉しいです。
サドルの高さに限らず、自転車のポジションに関しては数多くの「説」があって何が正しくて何が正しくないのか混乱してしまう方は多いのではないでしょうか。そもそもの要因は、「絶対的な正解が存在しない」ということと、「個人差による影響が大きい」ということが挙げられます。
適正なポジションは人それぞれであり、身長や体格などの寸法的な要素だけでは決まらず、筋肉量や関節の柔軟性でも変わってきますし、習熟レベルや心肺機能などの基礎体力も影響します。
体格を測定して入力するとコンピューターが適正なポジションを割り出すようなサービスもいくつか存在します。それらを否定するわけではありませんが、あくまで統計データを基にした数値なのでそれが正解というわけではありません。ただ理想に近づくためのヒントにはなるでしょう。
少々乱暴な表現かもしれませんが、ポジションなんて人それぞれ自由でよいと思います。速くなりたくて理想的なポジションを追求するのも自由ですし、気軽に乗りたいから楽なポジションにしたって自由ですし、好きな選手のマネをするのだって自由でいいと思います。乗ってて楽しければ(危険じゃなければ)それでいいと思います。
まずは試行錯誤をしてみることです。サドルを5mm動かしたらどう変わるのかを実際に体感することが重要です。試行錯誤を繰り返した結果どこかに落ち着く場合もあるかもしれないし、沼にはまってわけがわからなくなる場合もあるかもしれません。なので、試行錯誤もただ闇雲に行うのではなく目的を明確にする必要があります。
①現在の不満やどうなりたいのかを考え、解決案を考える
例)膝が痛くなるのをどうにかしたい
②実際に試してみる
例)サドルを3mm下げてみる
③試した結果どうのように変わったか検証する
例)膝は少し楽になったが、尻が痛くなった
④改善策を考える→①に戻る
例)サドルの前後位置や角度を変えてみる
そして大切なのは、自分がどうなりたいのかということです。
たまに、「私のポジションを見てください」と相談を受けて「見てどうすればいいんだろう」と思ってしまうことがあります。「私のポジションは間違っていませんか」と言われても、正解なんてないのだから答えようがありません。「もっと○○になりたいのですがどうすればいいですか」というのなら多少アドバイスは出来るかもしれません。でも私はフィッティングのプロではないのであまり信用しないほうがいいでしょう。ただ一般の人よりは多くの事例を知っているというだけのことです。
答え:なんだかんだ言って、結局質問に答えていないですね。でもやっぱり試行錯誤は大切です。
text■塚田
新春初売りセールは本日が最終日です。
店頭在庫のホイール・フレーム・完成車の全てが値引きの対象となります。
ホイールは表示特価からさらに5%OFF
例えば、
CAMPAGNOLO BORA ONE 50 WO
メーカー価格¥319,680 → サガミ特価¥236,800(税別)
さらに5%OFFで ¥224,960(税別)
フレーム・完成車は表示特価からさらに10%OFFです!!
例えば、
LOOK 2019年モデル 785 HUEZ RS
メーカー価格¥410,400 → サガミ特価¥342,000
さらに10%OFFで ¥307,800(税別)
割引特典は、現金でお支払いの場合のみとさせていただきます。
本日20時まで!!
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今日から2019年の営業開始となります。
本日から1月6日までの3日間限定で初売りセールを開催します!
店頭在庫の特価商品がさらに値引きとなりますのでお見逃しなく!
①店頭在庫のホイール全品、表示特価からさらに5%OFF!!
例えば、
MAVIC「キシリウムPROエグザリット」
メーカー価格¥172,800 → 30%OFF¥112,000(税別)
さらに5%OFF¥106,400(税別)
②店頭在庫のフレーム全品、表示特価からさらに10%OFF!!
例えば、
LOOK「695 Light」
メーカー価格¥583,200 → 50%OFF¥270,000(税別)
さらに10%OFF¥243,000(税別)
③店頭在庫の完成車全品、表示特価からさらに10%OFF!!
例えば、
DEROSA「IDOL 105」2019年モデル
メーカー価格¥378,000 → 15%OFF¥298,000(税別)
さらに10%OFF¥268,200(税別)
④完成車をお買い上げのお客様は、同時購入の「ウェア・シューズ・ヘルメット」がさらに10%OFF!!!
全ての特典は現金でのお支払いの場合のみとさせていただきます
1月6日まで!!
今年も残すところあとわずか、本日は当店の年内最終営業日となります。
2018年を当店での売れ筋商品とともに振り返ってみたいと思います。
部門ごとにランキングを集計してみました。簡略化のため、各部門の1位のみを発表します。
ロードバイクのチューブレスタイヤ/チューブレスレディタイヤは中にシーラントを注入して使用する場合が多いです。いざという時でもシーラントがパンクの穴を塞いでくれるようになっているわけです。
しかし出先でシーラントでも防げないような穴が開いてしまった場合はどうするか?
通常は中にチューブを入れてクリンチャータイヤとして使うことが多いのですが、そもそも装着が大変なチューブレスタイヤを出先で着脱したくない方も多いでしょう。中のシーラントを拭き取るのも面倒です。そんな時はタイヤの外側から貼るパッチです。説明不要のなんとも分かりやすいアイテムです。あくまでも緊急用ですので修理後は早めにタイヤ交換をオススメします。チューブレスタイヤでロングライドが不安な場合はこれを携帯しておけば安心できるのではないでしょうか?
ディスクブレーキは油圧のほうが良いというのは事実だと思います。実際にレバーの引きも軽く、少ない力で強大なストッピングパワーを発揮できます。また引きずるようなブレーキからロックするまでの繊細なコントロールがしやすい印象です。油圧という響きも素敵。
ただし全てにおいて油圧が機械式を上回っているわけではありません。
■ホイール固定時の調整がやや面倒です(QRの場合)。
QR固定の場合、ホイール脱着のたびにパッドとローターが擦ることがあります。QRの締め加減によって、わずかにキャリパーの位置が変動するからです。ほとんどの場合はわずかに擦る程度でパワーロスは無視できる程度ですが、気になる場合は、
「キャリパーを固定するボルトを緩めてブレーキレバーを握りながら再度キャリパー固定ボルトを締め付けるという手順で解消します」(ポストマウントの場合)
というのが教科書的な方法です。ハイグレードな部品であればこの方法で一発解消できる事もありますが、普及グレードパーツでは完全に解消しない事が多いです。機械式の場合はパッドの位置を左右単独に調整できるので調整は比較的容易ですが、油圧の場合はパッドの位置の調整ができないのでキャリパー位置等の微調整が必要です。これが面倒な作業と言えます。
ちなみにスルーアクスル固定タイプだと、この不具合はほとんど発生しません。ディスクブレーキの場合はスルーアクスルが優れているというのは間違い無いようです。安全性も高いですし。
但しレース等の一分一秒を争うような状況でのホイールの脱着はQR固定に分があります。
とは言えディスクローターをパッドの狭い隙間に収めるのは慎重さが求められる作業です。ロードキャリパーみたいにパッドの間隔をワンタッチで広げる機構があると良いんですけどね。機械式の場合はワンタッチでリリースできるワイヤーアジャスターで実現できそう。それでもちょっとだけ広がる程度ですけど…。
■補助ブレーキレバーが使えない。
構造上仕方がないのですが、油圧の場合は補助ブレーキレバーは装着できません。ポタリングやロングライド用途の場合はちょっと微妙な感じです。この場合は油圧を諦めるか画像のような商品(ワイヤーで引く油圧キャリパー)を使いましょう。
■輪行などで自転車をひっくり返すような場合はエアが混入しやすい
キャリパーがレバーよりも上になった状態でレバーを握るとエアが混入することがあるので輪行時は注意する必要があります。またホイールを外した状態ではパッドの隙間にパッドスペーサーの装着が必要です(ダンボール等でも代用可)。パッドスペーサーを装着せずにブレーキレバーを握ってしまうとピストンが押し出されたままになり、パッドが密着してしまいます。こうなったらマイナスドライバー等(専用ツールが望ましい)でこじってパッドの間隔を広げる必要があります。この際はパッドが傷がつかないように、また油分が付着しないように注意して下さい。
■メンテナンス時のオイル交換が面倒です。
ワイヤーの交換と比較するとかなり面倒な作業です。ブリーディングツールも用意する必要があります。ここはショップの領域と言えるかもしれません。
※当店でオイル交換を承っております。詳しくはスタッフまで。
また普及グレードのレバーではレバーの引き量を調節できない等のデメリットもありますが、
それでも個人的には油圧のメリットはデメリットを上回ると感じています。
皆様はいかがでしょうか?
弊社専務平林のバイクを組みました。
フレームはチネリのトップグレード「VERY BEST OF」の特別限定カラーです。チネリ伝説の名機「LASER」を髣髴とさせるカラーリングでありながら、中身はバリバリの最新フルカーボンレーサー。
ホイールはヒルクライムの必殺飛び道具、MAVIC「キシリウムPROカーボンSL」をチョイスし、他のパーツも軽量パーツでアッセンブルしました。一見統一感がないように思われるパーツ構成ですが、若干「大人の事情」も絡んでいるようなないような。
メインコンポはカンパニョーロ2014年モデルのレコードです。現行モデルではなくあえて2014年式で揃えたのは、「5アームクランクとリアディレーラーのデザインが当時の方が断然カッコいい」というこだわりポイントです。エルゴレバーに関しはレコードorスーパーレコードのものが入手できなかったので泣く泣くコーラスで。
重量を測ってみるとなんと6.3kg!予想以上に軽く仕上がりました。
最近、カンパニョーロでバイクを組む機会がめっきり減ってしまいましたが、やっぱりカンパにはシマノとは違う「可能的な美しさ」がありますね。絶対的な性能面ではデュラエースに劣るものの、独特の操作感は「自転車を操縦している」感覚があり乗っていても楽しいです。
text■塚田
自転車軽量化の最後はチタンボルト!
というわけでスレッドステム引き上げ用チタンボルト(実測20g)です。
軽いのはもちろんサビに強いのも魅力ですよ。
※対応ステムについては店舗スタッフまでお問合せ下さいませ。