ミニベロでロングライド

残念ながら富士山は見えませんでした。
残念ながら富士山は見えませんでした。

「漕ぎ出しは軽いけど長距離は苦手」と評されるミニベロですが、実際に長距離は走れるのか?どれだけ疲れるのか、遅いのか?を身体を張って実証実験してきました。コースは横浜から道志みち経由で山中湖までの往復180Km弱。

いつも通勤で乗ってるミニベロですが、ビンディングペダルとレーパンで武装していったら途中の津久井湖あたりでお尻が痛い!?どうやらレーパンのクッションの厚みでいつもより前傾になっているのが原因らしいのでサドルの傾きを調節したら問題無くなりました。皆さんもサドルの調整はレーパンで行うことをおすすめします。

 

山中湖までの道のりでは個人的に3か所の難所(?)があります。一つ目は道志みちの入り口の手前の三ケ木交差点直前の上り坂、二つ目は道志みち前半の平丸トンネル手前の上り坂、三つ目は最後の山伏峠です。特に山伏峠は距離が長く、直線区間もあるので毎回心が折れそうになりますが道路工事の人に応援されながらなんとか走破!(登り切った所で足がつってしまいましたけど…)。

山伏峠を越えたら山中湖までずっと下りでラクチンです。

 

さて、肝心のミニベロの走行性能ですが、平地や緩斜面ではロードと比べると平均速度は遅いですがロードより脚が残せる印象です。急坂では小径ならではの漕ぎ出しの軽さもあってロードと同じぐらいでしょうか?標準装備の重いタイヤなのでかなり健闘している感じですね。ただしロードは軽量タイヤや軽量ホイールが選び放題ですが、ミニベロは選択肢がほと んど無いのが残念です。

 

帰りは道志みちをそのまま戻りましたが、復路では飽きるほどのダウンヒルを楽しめます。個人的にミニベロの面白さはダウンヒルにあると感じています。良くも悪くも機敏で身体ごと素早く進路を変えられるのが魅力だと思います。所要時間は休憩を含めて11時間ほどでした(ロードと比べると1時間近く遅いw)。ただし疲れ具合はロードよりも少ないように感じました。

 

今回は特にトラブルも無く走り切れましたが道中は「もう二度と来るもんか!」てな感じでした。なのに帰宅するとまた行きたくなる(しかもミニベロで!)のが不思議です。ミニベロには漕ぎ出しの軽さ以外に走行性能では見るべき点はないと思いますが、それを超えた不思議な魅力があるような気がします。

ちなみにミニベロはフレームの隙間が多くキャリアも低く装着できるので低重心を利用して積載量を増やすのも面白いかもしれません。

 

ミニベロで道志みちを走る方は多くないと思いますが、長距離走る場合は「がんばらない」で気持ちに余裕を持って走ることをオススメします。特に緩斜面の登りではスピードの乗りがあまり良くないので無理をせずのんびり淡々と走るとミニベロの良さが引き出せるように思います。そして熱中症対策をお忘れなく。

 

※今回の自転車はBianchi MINIVELO-10 DROPBARを使用してます。

 

text■奥田

 

<その2につづく>

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コメント: 2
  • #1

    坂月沢蚊 (金曜日, 22 8月 2014 20:34)

    ミニベロも楽しそうですね。サガミさんで買ったミニベロCARIBOU LIGHTは子供が乗っていて乗れないのが残念。
    ミニベロでも長距離走るならドロップハンドルが良さそうですね。

  • #2

    サガミサイクル商会 (月曜日, 25 8月 2014 12:55)

    坂月沢蚊様

    書き込み頂き有難うございます。
    ミニベロで長距離乗る場合はやはりドロップハンドルが良いです。いろんなポジションがとれるので疲れにくいですしダウンヒル時の下ハンドルが最高ですね。
    ※CARIBOU LIGHTをお買い上げいただき有難うございます!