今年も残すところあとわずか、本日は当店の年内最終営業日となります。
2018年を当店での売れ筋商品とともに振り返ってみたいと思います。
部門ごとにランキングを集計してみました。簡略化のため、各部門の1位のみを発表します。
弊社専務平林のバイクを組みました。
フレームはチネリのトップグレード「VERY BEST OF」の特別限定カラーです。チネリ伝説の名機「LASER」を髣髴とさせるカラーリングでありながら、中身はバリバリの最新フルカーボンレーサー。
ホイールはヒルクライムの必殺飛び道具、MAVIC「キシリウムPROカーボンSL」をチョイスし、他のパーツも軽量パーツでアッセンブルしました。一見統一感がないように思われるパーツ構成ですが、若干「大人の事情」も絡んでいるようなないような。
メインコンポはカンパニョーロ2014年モデルのレコードです。現行モデルではなくあえて2014年式で揃えたのは、「5アームクランクとリアディレーラーのデザインが当時の方が断然カッコいい」というこだわりポイントです。エルゴレバーに関しはレコードorスーパーレコードのものが入手できなかったので泣く泣くコーラスで。
重量を測ってみるとなんと6.3kg!予想以上に軽く仕上がりました。
最近、カンパニョーロでバイクを組む機会がめっきり減ってしまいましたが、やっぱりカンパにはシマノとは違う「可能的な美しさ」がありますね。絶対的な性能面ではデュラエースに劣るものの、独特の操作感は「自転車を操縦している」感覚があり乗っていても楽しいです。
text■塚田
LOOK 2019年モデル「785HUEZ RS」が入荷しました。
2018年度にデビューしたこちらのモデル、当店でも大人気で早期に完売となりました。欲しくても入手できなかった方が多数いらっしゃいました。
こういう場合は大抵、次年度は値上げとなることが多いのですが、うれしい「お値段据え置き」です。
2018年度は最も人気の高かった「プロチームマットカラー」は、2019年モデルは同一デザインでツヤ有りの「グロス仕上げ」となります。マットよりもグロスの方が人気が高いようです。
さらに今年度は「ディスクブレーキ仕様」が追加となります。こちらも注目です。
既にたくさんのご予約をいただいておりますが、昨年買えなかった方はぜひお早めにご注文くださいますようお願いいたします。
現在、「785 HUEZ RS PF86」フレームセット、プロチームブラックグロッシーカラーSサイズが1本限り即納可能です。
text■塚田
グランプリ5000シリーズが入荷しました。
従来のグランプリ4000SⅡと比較して、転がり抵抗を12%改善、耐パンク性能を20%向上、更に10g(※25C比較)の軽量化を実現しているそうです。
あと注目すべきポイントは、コンチネンタルとして初のロード用チューブレスレディタイヤがグランプリ5000シリーズとして新登場しました。
後発参入のメリットとして、現行販売モデルのホイールやタイヤをを研究し尽くしてからの発売ですので完成度は高そうです。MAVICのUSTホイールにも対応OKです。
グランプリ4000シリーズ(4000、4000S、4000SⅡ)の前はグランプリ3000がありましたが、グランプリ2000とかグランプリ1000ってあったっけ?とふと思って調べてみました。
初代の「グランプリ」は特に数字はついていませんでした。その後に「グランプリ3000」登場したのですが、当時は最上級グレードが「グランプリ3000」でミドルグレードとして「ウルトラ2000」があり、エントリーグレードに「スポーツ1000」というのがありました。
現行ではノーマルの「グランプリ」は今でもラインナップに乗っていますが、エントリーグレードは「ウルトラスポーツ」というモデルになっています。
text■塚田
自転車を完成車で購入した方はあまり深く考えたことがないかもしれませんが、コンポを交換するときやフレームを1から組み立てるときにはギア比をどうするか悩ましいところだと思います。
自転車はフロントの大きいギアを回してチェーンを通じてリアホイールをより多く回すことで速く走ることができます。
ほとんどの方はフロントのギアは大きいほうが重く(速い)、リアのギアは大きいほうが軽い(遅い)というのは直感的に理解されていると思います。
期間限定でDURA-ACEホイールのスペシャルセールを開催します!
先日閉幕したツール・ド・フランスでも数多くの勝利を量産し、その高い性能はお墨付きです。
その割には一般ユーザーの使用率が低いような気がするのは、やっぱり価格なんでしょうか。
デュラーエースですからね。高いですものね。
そこで!
DURA-ACEホイール全シリーズ+RS700シリーズのホイールを
現金特価で何と25%OFFにて販売いたします!
話題のディスクブレーキ対応モデルも対象です!
ご注文いただいてからお渡しまでの納期は約一週間となります。
WEBショップでも購入できます>>コチラ
人気イタリアンブランドDEROSAの展示会に行ってきました。
なかなか独創的な新モデルの発表もあったりして面白い内容でした。
DEROSAはもともと金属フレームを得意としており、アルミフレームやクロモリフレームはもちろんのこと、スカンジウムフレームやチタンフレームをラインアップし続ける数少ないブランドのひとつです。
今回は売れ筋となりそうなカーボンフレームを2機種紹介します。
人気イタリアンブランドCOLNAGOの2019年モデル展示会に行ってきました。
全体的には大幅なモデルチェンジはありませんが、デザインのうえで重要なポイントが変更になりました。画像を見て気付くでしょうか。
実は2019年度から、フレームのロゴのフォント(書体)が変更になります。シンプルでスッキリしたデザインになりました。
見慣れてくれば違和感もなくなってくるでしょう。
TIMEの2019年モデル展示発表会に行ってきました。
話題の中心は先行発表された軽量モデル「ALPE D’HUEZ 01」です。全てのカラーリングが実際に展示してありましたが、実物を見ると丁寧に仕上げられているのがわかります。
デザインは継続で新しいカラーが追加されます。2018年度以降のTIMEはデザインがダサいという風潮がありますが、実物は「意外と悪くない」です。画像だけでは伝わらない「質感」みたいなものは「さすがはTIME」といったところ。やはり高級感は他のブランドを圧倒します。
それでも新しいデザインは気に入らないという方に朗報です。
「SCYLON」と「ALPE D'HUEZ 01」それぞれ50台づつの特別限定モデルとして、ダウンチューブに「TIMEロゴ」の入ったお馴染みのデザインで登場します。「これを待っていた!」という方は多いのではないでしょうか。
TNIの軽量アルミリムで超軽量クリンチャーホイールを組みました。
リムはお馴染みの「AL22」でフロントは20H、リアは24H。ハブもTNIのエボリューションライトハブですが、スポークを全てSAPIM CX-RAYで組みました。
こちらで紹介したノーマル仕様(前後で税別¥39,800)ではスポークをDT SWISSのコンペティションを使用していますが、¥10,800(税別)のアップチャージ(ブラックだと+¥17,000)でCX-RAYで組むことが出来ます。
この仕様でフロントが554g、リアが751gとなりました。現行で販売されているアルミホイールとして恐らく最軽量といわれている、「MAVIC R-SYS SLR」はフロント555g、リア740gというカタログ値(実測重量はたぶんもっと重い)なのでかなり肉薄しています(むしろ勝ったか?)。
それなりにスポークテンションをかけてしっかり組めばこの重量でも十分な剛性と耐久性は見込めます。これ以上の軽量化も可能(反フリーラジアルで組むとか、リアを20Hにするとか)ですが、リスクの方が大きくなりそうなのでこのあたりが落としどころでしょうか。ロングライドとかヒルクライム用にはもってこいなホイールだと思います。
text■塚田
ロードバイクの完成車を購入したのちにホイールをグレードアップしようと思ったときに、今のよりも軽いホイールを選択する場合と、ディープリムのホイールを選択する場合があります。
実際には大半の方が前者を選択するのですが、確かにホイールは軽いほうが加速や登りが楽になるし、性能の差を体感しやすいと思います。
一方で、ディープリムだと重さの面では不利だし横風の影響を受けたりするなどのデメリットもあります。メリットとしてはしばしば「高速巡航性能」が挙げられますが、如実に体感できるものでもないような気がします。
それでもなおディープリムを支持するのは、「圧倒的な見た目のインパクト」ではないでしょうか。今まで使っていたホイールをディープリムに交換するだけで、戦闘的なバイクに様変わりしていかにも速く走れそうな気がしてきます。実際には速そうな気がするだけで、速度がグンとアップするわけではないのですが、それでも気分は良いです。ある程度以上の速度域では失速しにくいのは確かです。
この「COSMIC PRO CARBON」はキシリウムと並ぶMAVICの双璧を成すロングセラーモデルです。ディープリムを代表するホイールとして長く愛されており、「男は黙ってコスミックカーボン」といったキャッチフレーズも聞き覚えがあるかもしれませんしないかもしれません。
現行の「COSMIC PRO CARBON」は2017年にフルモデルチェンジしました。リム幅がワイドになり、リムハイトがそれまでの52mmから45mmにサイズダウンして扱いやすくなりました。それに伴って重量が1695gから1650g(カタログ値)に軽量化しました。ちなみにこの「カタログ値」は、疑いを持って実測して確かめるよりも、そういうもんだと信じることのほうが幸福度が高いというデータが統計より明らかとなっております。そしてMAVICの本国サイトを見ると「1690g」となっているのは恐らく気のせいです。カタログ値はあくまで1650gです。
画像に掲載したホワイトロゴとリフレクト素材のブラックロゴの2種類のカラーリングがあります。これから初めてホイールをグレードアップしてみたいという方を応援できるよう、2ペア限りお安くさせていただいております。
P.S. MAVICのホイールを購入する場合は、しっかりとホイールの調整・整備ができるプロショップで買うことを強くお薦めします。なぜならMAVICのホイールはそのままだとxxxxxx(自主規制)。
text■塚田
当店イチオシブランド、LOOKの人気モデルが再入荷しました。
超軽量フレーム「785 HUEZ RS」の下位グレードとなる「785 HUEZ」の完成車です。上位モデルの同一形状でありながら、使用するカーボン素材をコストダウンすることで高いコストパフォーマンス発揮しています。こちらはフレーム単体での販売はなく、105かアルテグラ仕様の完成車のみとなっています。
話題性の高さからか、初回入荷分はすぐに売れてしまい、なかなか店頭で常時展示することができませんでした。今回の入荷分が今期の最終入荷となります。メーカーの在庫は既に完売です。
5月19日時点での店頭在庫は
785 HUEZ ULTEGRA完成車 プロチームマット Sサイズ 1台
785 HUEZ 105完成車 プロチームマット Sサイズ 1台
以上の2台のみです。
現金でお買い上げの場合は、メーカー価格より10%値引きさせていただきます。お探しの方はお早めによろしくお願いします。
ちなみに785 HUEZシリーズは2019年度も継続(カラーリングは変更)となります。そして695は今期で終了だそうです。なぜか店頭に2016年モデルの「695 LIGHT」が1台残っています。特価です。
text■塚田
ゴールデンウィークの目玉商品です。
カーボン全盛のこの時代に、金属フレームが再注目されてきているようです。この「FENICE PRO」はBianchiが得意とするスカンジウム配合の軽量アルミフレームで、カラーリングは往年の名選手マルコ・パンターニをトリビュートして当時のチームカラーを再現しています。
重量ではカーボンフレームに一歩及びませんが、その他の性能面では本格レースにも十分対応できるスタビリティがあります。「あえてのメタルフレーム」というのが今後のトレンドのひとつになりそうです。
フレームセットにはオリジナルのステム(ITM)とパンターニデザインのサドル(FLITE)が付属します。当時の活躍を知る方やファンはコレクションとしてぜひともおさえておきたいところですね。
チェレステxイエロー サイズ50cm
ブラックxイエロー サイズ53cm
各1台限り、ゴールデンウィークスペシャル価格にて!
text■塚田
本日のサイクリング会は天候にも恵まれ、夏を思い出すような暑さでした。もう半袖短パンでOKですね。長袖で来られた方は失敗だったようです。
今回の目的地は山下公園。途中、野毛山の激坂3連発を攻略して、港の見える丘公園に向かう坂にも挑戦しました。それ以外は基本的に平坦ですが、多少の起伏があったほうが走り甲斐がありますね。
40km未満の短い距離でしたが、程よい疲労感でいい汗がかけました。
次回は未定ですが、初心者向きのコースを設定する予定です。初めて参加する方も大歓迎ですので、お気軽にお申し込みください。
text■塚田
てんてん様からのご質問
質問:ジオメトリーはどのように読めば良いのでしょうか?速く走る自転車、ゆっくりのんびり走る自転車の違いは。
ジオメトリーによる乗り味の違いは、同一素材で寸法だけを変えて作られたフレームを何パターンも比較する必要があります。我々は色々なメーカーのフレームに試乗する機会はありますが、乗り味の違いが寸法によるものなのか素材や形状によるものなのかを判断するのはなかなか難しいです。実際には「ジオメトリーによる乗り味の違い」は理解しているようでわからない部分が多いような気がします。フレームビルダーやメーカーの設計担当者なんかはもっと詳しいノウハウを持っていると思います。一応、私見をもとに説明させていただきます。
クロモリフレームが主流だった頃はフレームサイズは1cm刻みで細かく選べましたが、今のフレーム大雑把に4サイズくらいしかない場合が多いです。さらに、メーカーや車種ごとの(ジオメトリーによる)特徴が少なくなってきているので、いわゆる「クセのある」フレーム設計が減少傾向にあります。ですので現状ではジオメトリーは体格やポジションに合ったフレームサイズを選ぶ上での数値として、ヘッドチューブ長やトップチューブ長(リーチ)くらいしか注目されていないような気がします。
ジオメトリーの寸法は、ポジションにかかわる部分と乗り味にかかわる部分に分けられます。ポジションにかかわる部分は前述したヘッドチューブ長やトップチューブ長、シートチューブ長、シートアングルなどです。乗り味にかかわる部分はヘッド角、トレール長、ハンガー下がり、リアセンター長などがあります。
ポジションを決める上で重視するポイントは、調整によってカバーしにくい部分から決めていくことです。ポジションを決める主な要素として、サドルの高さ・ハンドルの高さ・ハンドルのリーチがあります。この中で調整可能範囲が最も狭いのがおそらく「ハンドルの高さ」なので、それに対応するヘッドチューブ長がフレームサイズを決める上で重要になります。「サドルの高さ」は一番調整可能範囲が広いので、そこに対応するシートチューブ長は重要度が低くなります。しかし、数年前にはよく見られたフレームとシートポストが一体になった「インテグラルシートポスト」のフレームはサドルの高さの調整範囲が狭かったため、ジオメトリーのシートチューブ長を重視してフレームサイズを選択することもありました。
乗り味にかかわる部分は主に「ヘッド~フォーク」と「ハンガー~チェーンステー」の2ヵ所に注目します。ヘッド角やトレール長、フォークオフセットなどはハンドリング性能や直進安定性にかかわってきます。中でも「トレール長」が要素として大きいです。ヘッド角が小さくなれば(ヘッドが寝る)、トレール長は長くなり、フォークオフセットが大きくなれば、トレール長は短くなります。トレール長は長いほうが直進安定性が高くハンドリングはマイルド(アンダーステア気味)です。トレール長が短いとクイックなハンドリングになります。
ハンガー下がりやリアセンター長は踏み込んだときの反応性に影響を及ぼします。ハンガー下がりが小さくリアセンター長が短いと踏み込みに対する反応性が増します。ハンガー下がりが大きいと重心が下がって安定感はありますが反応性は穏やかになります。
実際のところはフレームを寸法指定でフルオーダーする場合以外はあまり細かいことは気にする必要がないのかもしれません。というのも、乗り味にかかわるトレール長やハンガー下がりなどは、フレームサイズが違っても同じモデルなら同じ数値になっている場合が多いです。違うモデル同士でジオメトリーを比較しても素材や形状が違うので、冒頭で述べたように乗り味の単純比較はできませんが、レーシングモデルは「反応性重視」、エンデュランスモデルは「安定性重視」の設計にちゃんとなっているのがわかります。
答え:ジオメトリーは奥が深いですね。注目するポイントを絞ればわかりやすくなるのではないでしょうか。
text■塚田
既にご存知の方も多いかと思いますが、先日カンパニョーロが遂に12速コンポを発表しました。
「SUPER RECORD」と「RECORD」の上位2グレードのみで、それぞれリムブレーキ仕様とディスクブレーキ仕様が登場するします。今までの11速対応のホイールで使えるみたいです。リアディレーラーの形状はシマノのR9100やR8000シリーズになんだか似てきましたね。
このところシマノの勢いにすっかり押されて存在感が薄くなってきたカンパニョーロ。ホイールはシマノよりも優勢かもしれませんが、カンパニョーロのコンポーネントで組まれた自転車をすっかり見かけなくなりました。販売する自転車はもちろん、整備などでお持ちいただくのも合わせて全体の1%もあるでしょうか。それくらい少ないです。
やっぱり伝統のブランドですので、この業界を引っ張ってディファクトスタンダードを勝ち取って欲しいものです。
恐らく多くの方は「じゃあDURA-ACEはいつ12速になるんだ?」と、シマノのモデルチェンジの方が気になるかもしれません。現行のR9100シリーズが2017年に登場したばかりですので、まだしばらくはモデルチェンジは無いと思います。カンパの11速スパーレコードが新登場したのが2009年で、デュラエースが11速化(9000)したのは2013年のことです。さらに遡って、カンパの10速レコードが登場したのが2000年、デュラエースの10速(7800)は2005年に登場しています。この流れでいくと、デュラエース12速は2022年頃でしょうか?
text■塚田
クラシックなクロモリフレームはロードバイクの原点でもあり、今でも根強い人気があります。
最新のカーボンバイクと比べてしまえば、重量では圧倒的に不利だし走行性能も負けます。クロモリは乗り心地がいいとも言われますが、フルカーボンのエンデュランスモデルの方が快適性は勝ります。
それでもやはり何か惹きつける魅力があるのでしょうか。「最終的にはクロモリに乗りたい」という声もよく耳にします。クロモリフレームが醸し出す独特の美しさは、理屈抜きに本能に訴えかけてくるような気がします。
今回紹介するフレームは知る人ぞ知る老舗イタリアンブランドBOTTECCHIA(ボテッキア)の復刻モデルとも言える「Leggendaria」。イタリア・ヴェネチアの工房で伝統的な手法と職人による手作業で一本一本作られるまさに「工芸品」です。近代的な工場で大量生産されるものとは違った人の手によるぬくもりが感じられます。
現在、店頭在庫1台限り(サイズ51cm、トップ長525mm)メーカー展示品のため大特価となっております。メーカー価格¥280,000(税別)のところ、¥1店頭,にて0!!
一生モノになりますよ。
text■塚田
鮮やかなレッドにホワイトのロゴ。
こちらのモデルはドイツブランドFOCUSのセカンドグレード「IZALCO RACE 105」です。フレームはもちろんフルカーボンでコンポもフル105で組まれています。
ガッチリと剛性を持たせたヘッド周りとダウンチューブとは対照的に、フロントフォークやシートステーが細身の形状にすることで快適性能を演出しています。この「剛」と「柔」の絶妙なバランスがオールラウンドで高い性能を発揮できる隙のない設計なんだと思います。
この仕様でメーカー価格は¥259,000(税別)。同価格帯のライバルとしては、RIDLEY FENIX C(\260,000+TAX)、SPECIALIZED TARMAC ELITE(\260,000+TAX)、ANCHOR RS8 EQUIPE(\255,000+TAX)あたりが挙げられます。この中でどれを選ぶかはもうほぼ「好み」の問題です。ホビーレーサーにとっては十分すぎる性能ですし、ホイールの選択によってあらゆるレースに対応できると思います。
あ、ひとつ言い忘れてました。この「FOCUS IZALCO RACE 105」は2018年度の最新モデルですが、ワケアリのため大幅値引きで販売します!どのくらいの値引きなのかはここに載せられるわけがありません。店頭にてご確認ください。「ワケアリ」の内容についてはこのモデルのカラーリングが関係しているのですが、特に不良があるわけではないのでご安心ください。こちらも詳しくは店頭で。
text■塚田
本日サイクリング会を行いました。数日前の異常な寒さはどこへやら、すっかり春らしい暖かな気候になりました。東京では既に桜の満開が伝えられましたが、この辺りでは見ごろまであともう少しという感じです。
今回のコースは桜の季節にふさわしく、桜並木が多い道を選びました。風が穏やかなのでのんびりサイクリングするには最高に気持ちがよかったです。
次回は4月15日に開催します。初心者はもちろん、初めて参加する方も大歓迎です。参加資格は自転車とヘルメットをお持ちで、交通ルールを守れる方ならどなたでもOKです。走行距離はだいたい40km前後で途中休憩します。詳しくはこちらをご覧下さい。
text■塚田
ポン吉様からのご質問
質問:他のショップで購入したバイクのメンテやパーツ交換はしてもらえますか?
ご質問の回答としては至ってシンプルに「はい、できますよ」とお答えしておきます。
でも、それだけで終わるわけにはいきません。
ご来店時や電話などでも同じような質問をたびたび受けます。何故そんなことを聞くのかといえば、他店購入の自転車の修理や整備を断るショップが存在するからです。それぞれのお店にはいろいろな事情もあるでしょうし、営業方針もそれぞれですので、他店購入の自転車を断ろうが受け入れようが自由です。お店としては自店で販売した自転車を優遇するのは当然のことです。
当店にお持ち込みいただく整備や修理の自転車のうちで他店購入車の割合は意外と多いです。全体の2~3割くらいですかね。中には(他店で)買ったばかりの自転車なのに当店に調整を依頼しにきたお客様もいました。よっぽどその買ったお店に持って行きたくない事情でもあるのでしょうか。
他店購入車の修理を断るお店の理由としては、
・自店販売の自転車の整備で手がいっぱいで他店購入の自転車まで手が回らない。
・製品不良によるトラブルを避けるため。
・一部モデルによっては専用工具が必要となるから。
・修理で預かる自転車を保管するスペースが確保できない。
・触ったことがないメーカーの整備に自信がない。
・作業ミスに対するクレームを恐れて。
・海外通販に対するささやかな抵抗。
・面倒くさい。
などといったところでしょうか。
当店では常時3名のスタッフがメカニックとして対応しており、ほとんどの修理やメンテナンスをその場で完了するように努めています。作業量の多いオーバーホールや、部品取り寄せが必要な修理以外は基本的に当日中にお持ち帰りできます。
ただし、当店でもご依頼をお断りするケースもあります。
・違法な自転車の整備(ブレーキ無しなど)
・手を加えることで破損のリスクが極めて高い場合
・強度や安全性を著しく低下させるような加工
上記に該当しなければ、大抵の作業は引き受けることができます。工賃などについては、現物を見させていただいてからお見積もりさせていただきます。
海外通販に関してひとこと付け加えると、フレームやパーツなどが驚くほど安く販売されている一方で、購入後のアフターサービスを受けにくいという欠点もあります。そのアフターサービスの部分を近所のショップが有料で引き受けてくれたとして、その代金を合わせた金額がその商品をそのショップで購入する金額より安い(大抵そうなる)のであれば、ショップで購入するメリットがほとんどなくなってします。これはショップにとっては死活問題です。
消費者にとっては同じ商品なら少しでも安く購入したいのは当然のことなので、ショップとしては価格で対抗できないのであればそれ以外のサービスなどの付加価値で訴求するしかありません。自転車店に限らず、ただ単にモノを売っているだけの小売業は将来的にネット通販に駆逐されるでしょう。
答え:はい、できますよ。
text■塚田
本日サイクリング会を行いました。
朝晩はまだ少し肌寒いですが、日中は日差しもあってポカポカと暖かい春らしい気候になってきました。自転車に乗るには最適の季節ですが、花粉症の方にとっては辛い季節かもしれません。
今日のコースは初心者向き、お馴染みの「オギノパン」に向かいます。
先日「LOOK 785 HUEZ RS」をお買い上げいただいたお客様がこのフレームで初試走ということで参加していただきました。
「期待通りの軽さで、ダンシングでもシッティングでもスイスイ登れる」と、大変満足のご様子です。そして何よりもカッコいい!「やっぱり自転車は見た目が一番ですよね」ということで皆さんの意見は一致しました。
次回は3月25日に行います。初心者向きですので、初めての方も奮ってご参加ください。
text■塚田
数年前まではカーボンホイールといえばチューブラーが当たり前でしたが、ここ最近でカーボンクリンチャーが一気に普及して今ではチューブラーの方が少数派になってきたような気がします。それでも、レースなどの決戦ホイールだと軽量で高品質なチューブラーは多く支持されています。
究極の決戦用ホイールとしてLightweightとともに名前が挙がるのがこちらの「MAVIC COSMIC ULTIMATE」です。共通する構造として、ハブフランジとスポーク・リムがカーボンでつくられ、それぞれが接着されています。そのため通常のホイールのようにスポーク交換や振れ取りが出来ないのですが、COSMIC ULTIMATEのリアホイールは反フリー側のスポークテンションを微調整することが可能です。
2018年度の大本命モデル「LOOK 785 HUEZ RS」の初回オーダー分がようやく入荷してきました。当店でもたくさんのご予約をいただいており、カラーやサイズによってはメーカー受注枠が早くも完売となるほど人気のモデルです。
今年度はほとんどのブランドが新製品としてディスクブレーキモデルを発表してきましたが、ディスクブレーキロードは市場としてまだ「様子見」なんだと思います。メーカーやメディアは必死にディスクブレーキのメリットをアピールしていますが、消費者にはちゃんと伝わっていないようですね。
これから新しくロードバイクを始める人にとってはディスクブレーキロードはひとつの選択肢としては魅力があると思います。しかし複数台所有している人にとって、ディスクブレーキロードは買い替えに値する魅力があるのでしょうか。「ブレーキが良く効く」、「雨でも制動力が落ちない」、「ブレーキによってリムがダメージを受けない」など、ディスクブレーキのメリットそのものは理解できるし、消費者も認識していると思います。ただそれが、今までのリムブレーキのロードバイクから乗り換える動機としては弱いんです。たとえば、「ディスクロードじゃないとレースで勝てない」とか、「ディスクロードの方がよっぽど重量が軽い」とかでないと、なかなか買い替えには至らないんではないでしょうか。で結局のところ、今までの(リムブレーキロード)で十分というところに落ち着いてしまうのでしょう。
今後メーカーとしては、ディスクロードを売っていくうえでリムブレーキモデルと併売していてはなかなか買い替えを促せないので、いっそのことディスクブレーキモデルしか作りませんよ、ってことになるかもしれません。そうなってしまえば、古い自転車に乗り続けるかディスクロードに買い替えるかしかなくなります。
この「LOOK 785HUEZ RS」が売れているのは、メーカーがあえてディスクブレーキモデルではない新製品を出したことが消費者に支持されたわけで、ディスクロードはまだ時期尚早というのを物語っているような気がします。
ここまで書くと、「ディスクブレーキ否定派」みたいに受け取られるかもしれませんがそんなことはありません。ディスクブレーキが悪いわけではないです。ただフォーマットを一新するのであれば、従来のリムブレーキモデルをあらゆる面で上回るディスクロード作らないとそりゃ売れないよ、ってことなんだと思います。
text■塚田
実はあまり知られていない事実を。
2016年モデルあたりからタイヤのワイド化に伴い、ホイールも「ワイドリム」が主流となってきました。そして今までの23cタイヤに適したいわゆる「ナローリム」のホイールが姿を消してきました。
カンパニョーロのラインアップでもBORAシリーズをはじめ、シャマルウルトラやゾンダなどの人気モデルはワイドリムにモデルチェンジしました。
シャマルウルトラの陰に隠れてあまり目立たない存在の「ユーラス」は実は2018年モデルも内幅15mmのナローリム仕様のままで継続販売されています。
ナローリムの旧型シャマルをお探しの方は意外と多く、その時はこのユーラスをお勧めするのですが、グレードが下がるみたいであまり良い反応をしないことがあります。
ところが現行ユーラスと旧型シャマルの違いは、ベアリングとハブボディの2点だけです。ベアリングはユーラスが「スタンダードベアリング」、シャマルが「USBベアリング」を採用しています。ハブボディはユーラスはアルミのフランジ一体成型、シャマルはハブボディがカーボン、フランジがアルミ製です。かんじんのリムやスポークは全く同じものです。ホイールにとって、ハブ本体の軽量化よりもリム重量のほうがはるかに重要だということは皆さんもご存知だと思います。
ところでなぜユーラスはワイドリムにならなかったんでしょうか。恐らくリムのメーカー在庫がなくなり次第、フルクラムのレーシング1のように・・・・・。
text■塚田
朝の気温が連日氷点下となり、鼻水も凍るほどの極寒の時期に久しぶりのサイクリング会です。
冬用グローブ、シューズカバー、ウィンドブレーカーは必須アイテムです。さらに今日は足先に使い捨てカイロを仕込みました。シューズの中だと熱すぎるのでシューズとシューズカバーのあいだ(シューズのつま先の甲の部分に乗せる)に入れるのがいい感じです。
その甲斐あって足先は冷えることはありませんでしたが、走り始めは手の指先がしんどかったです。グローブの下に薄手のインナー手袋を使用すればよかったです。
コースの方は、路面凍結の可能性があるので当初予定していた「銭洗弁天」はやめて「鎌倉山」に向かうことにしました。登りは勾配がある常盤口のほうから行きます。
路肩にまだ雪(というか氷)が残っているところもありますが、走っていて特に支障は感じません。裏道や山道を避ければ普通にサイクリングを楽しめると思います。
次回はまた期間がちょっと開いてしまいますが、2月25日に予定します。
text■塚田
月替わりスペシャルセールをはじめました。まず第一弾は
大人気のイタリアンブランドBianchiです。
先日紹介したばかりの最新モデル「ARIA」やコストパフォーマンス抜群の「SEMPRE PRO」など、入荷したばかりの2018年モデルが対象です。
2018年の最新モデルが早くもなんと、20%OFFです!
恐らく全国最安値(当社調べ)です。
割引の対象は店頭在庫商品のみとなります。セール期間は2月12日までですのでお早めに!
カンパニョーロのホイール(ZONDA以上のグレード)のベアリングタイプは全部で3種類あります。最上級グレードの「CULTベアリング」(セラミック・アルティメット・レベル・テクノロジー)、その次に「USBベアリング」(ウルトラ・スムース・ベアリングス)、そして下位グレードは「スタンダードベアリング」(スチールベアリング)となっています。
CUTLとUSBはどちらもセラミックベアリングを使用しており、ベアリングその物は同一部品(同じ品番)です。違うのはベアリングカップとベアリングコーン(ワンと玉押し)の素材と、使用するグリスです。
一方でUSBとスタンダードベアリングの差はカップ・コーンは同一素材(同じ品番)でベアリングがセラミックかスチールかの違いです。
年末年始にいただいたご質問をまとめて。
九鬼正平様からのご質問
質問:ロードバイクの冬場のトレーニングにシクロクロスが良いと聞きますが、室内ローラートレーニングと比較してメリットやデメリットを教えてください。