RIDLEY 2017年モデルのFENIX SLの新色が入荷しました。
艶のあるワインレッドと表現すればいいのでしょうか、今までになかった色合いです。漆塗りの伝統工芸品のような高級感があります。個性的なカラーリングですが、ちゃんとしたパーツ(新型DURA-ACEがすごく似合いそう!)で組めばものすごく格好よくなりそうです。個人的にはこういう変化球は好きです。XSサイズとSサイズが在庫あります。
ここ数日は暖かい日が続いたので今朝は一段と寒く感じました。
今年最後のサイクリング会は初心者向きのアップダウンが少なめのコースで、お馴染みのパン屋を目指します。ゆっくりめのペースだったせいかなかなか体が温まりませんでしたが、たまにはのんびり走るのもいいもんです。
今年も皆様とご一緒に色々なところを走りました。来年は新規の参加者がもっと来ていただけるとうれしいですね。当ブログを読んで気になっていた方はぜひ参加してみてください。ハードルは低いですのでご安心ください。
次回のサイクリング会は1月15日、新年恒例の銭洗弁天です。激坂を足を付かずに登れるかで今年一年の運勢を占うアレです。
また来年もよろしくお願いいたします。
※お店の営業は12月30日までです。31日~1月3日はお休みさせていただきます。
text■塚田
クロモリフレーム等の1インチスレッドフォークを使用している自転車でヘッドパーツを交換する場合は当然のように1インチ用ヘッドパーツを使用するわけですが、これもかなりややこしい…。イタリアンとJISってあるけど、どれを選べばいいの?
1インチスレッドフォークは現行では主にイタリアン規格(≒English規格)とJIS規格の2種類が存在します。フォークは同じ1インチなのにどう違うのでしょうか?
まずフレーム側のサイズが違います。フレームのヘッドワン(画像6番,7番)の圧入部の内径がイタリアン規格は30.2mm、JIS規格では30.0mmとなっており互換性がありません。またフォークコラムそのものは外径1インチ(25.4mm)ですが、コラムの下玉押し(画像8番)を圧入する部分のみ外径が太くなっておりイタリアン規格は26.4mm、JIS規格は27.0mmとなってます。
冬になってくると段々と暗くなり始める時間が早まってきます。暗い中を自転車で走るにはライトが必要不可欠ですが、安全のためにも出来れば明るいものを選びたいところです。ところが、ライトの明るさを表す単位が「ルーメン」だったり「カンデラ」だったり「ルクス」だったりでややこしい。500ルーメンと1500カンデラだとどっちが明るいの?
まず、「ルーメン」(光束)は光源そのものの明るさを表します。同じルーメンでも照射角が広ければ光が拡散して照らされる対象物に届く光の量は少なくなります。
そして「ルクス」(照度)は光を照らされた対象物の明るさを表します。照らされる対象物が光源から近ければルクスは大きくなり、遠ければ小さくなるので、自転車用ライトの性能を表す単位としてはあまり適していません。
さらに「カンデラ」(光度)は蝋燭の明るさを基準として、特定の方向に対する光の強さを表します。車両検査などで定められる前照灯の明るさはカンデラで計測されます。自転車の前照灯は400cd(カンデラ)以上が望ましいとされています(JIS C9502)。
「ルーメン」と「カンデラ」の関係は照射角も関係してくるので、何ルーメン=何カンデラみたいな式では表せません。
二つのライトを比べるときに、
同じ「カンデラ」だった場合、「ルーメン」の数値が大きいほど照射角が広い=広範囲を明るく照らせる。
逆に同じ「ルーメン」だった場合、「カンデラ」の数値が大きいほど照射角が狭い=より遠くを明るく照らせる。
クロスバイクのドロップハンドル化やカンチブレーキのVブレーキ化などで避けて通れないのがレバーとキャリパーの相性問題です。
特に注意が必要なのがSTIレバーとVブレーキの組み合わせです。
この組み合わせでは、レバーを握り込んでもVブレーキがあまり動きません。必然的にブレーキシューとリムが非常に近接したセッティグが必要になると思います。ただしこの状態ではレバーを握り込んだ以上に制動力が立ち上がる場合が多くスピードコントロールがしずらくなります。またホイールが少しでも振れるとブレーキシューに当たってしまうのでホイールの振れをきちんと管理することが必要になります。このためシマノではこの組み合わせを禁止しています。ですがなんとか使えるセッティングを考察してみたいと思います。もちろんメーカーでは禁止している組み合わせですので実践される方は自己責任でお願いします。
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なぜ上記の不具合現象が発生するかというと、ブレーキワイヤーの巻き取り量がSTIレバーは少ないからです。大雑把に言うとロードブレーキキャリパーはワイヤーの巻き取り量が少なくても動くようになっています(というかSTIレバーの巻き取り量と巻き取りトルクに合わせて最適なブレーキ力とレスポンスが得られるように設計されています)。これに対してVブレーキキャリパーは多くのワイヤー巻き取り量が必要となります。レバー側も握った量に対してより多くワイヤーを巻き取るように設計されています(少なく巻き取るように変更可能なものもあります)。
ここで重要なのは一般的にレバーの巻き取り量が多いレバー(Vブレーキ用レバー)はワイヤーを引っ張る力(巻き取りトルク)が小さくなるということです。つまりブレーキシューがリムに当たるまでは速いけれど、そこから強く握り込んでもブレーキ力が思ったほど上がりません。逆にワイヤーの巻き取り量が少ないレバー(STIレバー)はブレーキシューがリムに当たるまでは遅いですが握り込むと大きなブレーキ力が得られます。
さて、どのようにワイヤーの巻き取り量を変えているのでしょうか?
これはレバーの回転軸とワイヤーの固定位置が関係しています。
下図はワイヤーの固定位置が変更可能なレバーです(BL-R780等)。
みなさん、ご自分の愛車は綺麗ですか?自転車を綺麗にするには水洗いの洗車が一番なのですが、やっていない方は多いと思います。その主な理由は、①面倒くさいから、②洗う場所と環境がないから、③自転車を濡らすのに抵抗があるから、④やり方がわからないから、といったところでしょうか。
そんな問題を解決するのがEVERSの「自転車丸洗いクリーナー」です。水洗いより洗浄力は落ちますが、車体にスプレーして拭きあげるだけなのでかんたんです。特にこの時期は水が冷たいのでこれは重宝です。
ではなぜ自転車を綺麗にするのかというと、見た目の問題だけではありません。全ての汚れは自転車の部品を劣化させる原因になりますし、スムーズな動きの妨げになります。また、綺麗にしておくことで故障の予防や早期発見にもつながります。プロ選手の自転車を1レース走ったらメカニックが毎回ピカピカに洗うのは、常に最高の性能を発揮するためです。
洗車をすると逆に部品が痛むと思う方もいるかもしれません。確かに金属は錆びる可能性があるし、グリスなど洗い流してはいけない油分もあります。ですから洗車後には水気をしっかり除去して各部に注油する必要があります。グリスはディグリーザーには負けますが、水や洗剤くらいでは簡単に落ちません。正しいやり方で行えば、自転車は本来の性能を維持できて部品も長持ちします。
自分の自転車が汚れていると思ったら、隅々まで綺麗にしてみてください。もしかしたらコンポーネントをグレードアップするよりも遥かに性能が上がるかもしれませんよ。
text■塚田
気付けばもう12月です。冬至が近づくにつれて夜明けが遅くなってきます。今日の日の出時刻が6:35なので、まだ薄暗いなか家を出ます。
ある程度の寒さは覚悟していましたが、今日は日差しが望めそうなのでそこまでは寒くならないだろうと。案の定、走り出せば体は温まってウィンドブレーカーは途中で脱ぎました。それでも冬グローブとシューズカバーは手放せないですね。
本日のコースは初めて訪れる場所です。港南台方面に向かい、円海山を目指します。
円海山といえば横浜市内で2番目に高い山(標高153m)として知られています。正確な情報ではないのですが、今回登った2番目の坂は恐らく横浜市内で自転車で登れる最も高いところ(私有地以外の舗装路)だと思います。ルートラボ上で標高135mとなっていました。想像以上の激坂で足を持っていかれてしまいましたが、頂上からの眺めは最高で遠くに富士山もくっきりと見えました。
激坂を2本も登ったので帰りはのんびりサイクリングペースです。日中は日差しがぽかぽかと暖かく、まだまだサイクリング日和ですね。
さて、次回は年内最終回となります。12月25日に初心者向きの易しめのコースを予定しています。
text■塚田
自転車のメンテナンスでチェーン交換は比較的難易度が高い作業だと思います。それはなぜかというと…。
シマノのHGチェーンの接続はアンプルピン(特殊形状のリンクピン)を圧入して行うためです。専用工具が必要な上に圧入具合がわりと難しい…。つまりどのくらい圧入すれば良いかの加減が分かりにくいのです。メーカーでは下記のような圧入の目安が指定されてますが現実的には微妙な差でチェーンの動きが渋くなったりでなかなか難しい。渋い場合はチェーンをしごいたりして動きが軽くなるように後処理が必要となります。
新デュラエース(R9100シリーズ)のディスクブレーキ化とMTBのブースト規格によって注目されるようになったOLD。OLDはオーバーロックナット寸法(ハブの外側のナットの両端間の長さ)です。フレームのホイール固定場所の内寸でもあります。
フランスを代表する高級ブランド「LOOK」の2016年モデルがお買い得になりました。ワンランク上のハイスペックなフルカーボンフレームを手に入れるチャンスです。
脚力に自信がないから上級グレードのフレームは自分にとってオーバースペックではないか、と心配される方がたまにいらっしゃいます。しかしほとんどの場合、それは余計な心配です。貧脚だからこそ機材に頼るのです!確かにハイエンドモデルは剛性が高くつくられていたり、取り扱いがシビアだと思われがちですが、それ以上に得られる恩恵の方がはるかに多いんです。レースで上位を狙うとかでない限り、「乗りたいものに乗る」というのが一番のモチベーションにもなります。そして基本性能の高さや上質な乗り心地はさることながら、誰もが認める一流ブランドのロードバイクを所有する喜びは何物にも替え難い満足感をもたらします。
ベルギーを代表するブランド「RIDLEY」の2017年モデル完成車が入荷しました。人気が衰えないFENIXのアルミモデル「FENIX A」です。
今年度モデルはTIAGRAコンポフル装備で10速仕様となりましたが、プライスダウンによりお求めやすくなりました。
ベルギーは国技になっているくらい自転車競技が盛んですが、町の道路はパヴェと呼ばれる石畳でできた荒れた路面が多いことでも有名です。RIDLEYのロードバイクは基本的にパヴェでの走行試験が品質基準にもなっているので、衝撃に対する耐久性や振動吸収性が優れています。ですのでロングライドやツーリングはもちろん、通勤や通学でハードに乗る方にもおススメです。
text■塚田
ど素人様からのご質問
質問:初めてスポーツバイクを買うのですが、クロスバイクにするかロードバイクにするか迷っています。そもそも、ロードバイクとクロスバイクの違いって何ですか?
まずは違いから。見た目でわかりやすそうなところでいうと、ロードバイクはドロップハンドルでタイヤが細く車重が軽い。クロスバイクは主にフラットハンドルでタイヤも少し太め。
根本的な違いはざっくり言うと、ロードバイクはロードレース用に設計された自転車で、クロスバイクはロードバイクやMTBをベースに日常の足としてやサイクリングなどで使いやすいように作られた自転車です。
昔はクロスバイクといえばシクロクロスやクロスカントリーなどのオフロード競技用の自転車のことを指していましたが、今一般的に言われるクロスバイクはマウンテンバイクとロードバイクの中間的な存在の競技用でない自転車のジャンルを指しています。その定義がやや曖昧なので、どこまでをクロスバイクというジャンルに含めるのか難しいところですが、一般的なクロスバイクの大まかな特徴をあえて挙げると、ハンドルは主にフラットバー、タイヤサイズが700x25~38C、ブレーキはディスクorVブレーキ、サスペンションはついていないものが多く、スタンドや泥除けを取り付けられるように作られてる、などでしょうか。
一方でロードバイクと呼ばれるもの(一部モドキは存在しますが)は全てオンロードの競技で使用することを想定して作られているので、日常で使用するにはやや不便な側面もあります。段差や悪路の走行に向いていなかったり、駐輪がしにくいなどという欠点があります。その代わりに、舗装路での純粋な走行性能は格段に優れています。
クロスバイクとロードバイクのどちらを買うべきかは、ご予算と用途でおおよそ決まってきます。ご予算は7~8万円くらいがボーダーラインです。それ以下ならクロスバイク、それ以上出せるならロードバイク。用途としては日常の足として使うのならクロスバイク、純粋に自転車に乗ることだけを長く楽しみたいのであればロードバイクがおすすめです。できればご予算よりも用途を重視してください。最初は安いクロスバイクを買ったけどすぐに物足りなくなってロードバイクに乗り換える方は結構たくさんいます。安い買い物ではありませんので、ご自分に適した素敵な自転車が買えるといいですね。
答え:当店ではクロスバイクもロードバイクも豊富に取り揃えておりますので、ご来店いただけましたらいつでもご相談にのらせさせていただきます。
text■塚田
2017年度からのGIANTクロスバイクの新シリーズ CROSTARが入荷しました!
今までのESCAPEシリーズと比較するとメーカー価格は
ESCAPE R3[50,000円(税別)]よりも高めの54,000円(税別)ですが
重量は9.9KgとESCAPE RX1[100,000円(税別)]と同等の軽さ!
かなりお買い得感がありますね。変速段数は24スピード。ちなみに軽量モデルESCAPE AIRは2017年度から無くなってますのでAIRの抜けた位置にCROSTARが収まっている感じです。
注目なのはカラーリング。GIANTの他クロスバイクよりも派手なデザインが新しさを感じます。これは売れそうです。
ANCHORから2016年に登場した新しいフラグシップモデル「RS9」の限定カラーが発売されます。
まだ記憶にも新しい、リオデジャネイロオリンピックで内間選手が使用したのと同じで、メインのメーカーロゴが「BRIDGESTONE」となっております!世界では「ANCHOR」というブランドはまだあまり知られていないと思いますが、「BRIDGESTONE」は知らない人がほとんどいないでしょう。世界戦略を狙って、オリンピックという大舞台で「BRIDGESTONE」ロゴを投入してきたのでしょうか。
こちらの限定モデルはフレーム単体のみの販売で、サイズは460,490,520の3サイズのみ、数量は合計30本のみとなっております。日本国内30本限定=世界で30本限定です。こんなにスーパーなプレミア仕様なのに価格はノーマルモデルと同じ¥350,000(税別)というから驚きです。予約は11月7日まで、規定数量に達した時点で終了となります。納期は12月以降(遅れる可能性あり)の見込みです。
お早めに!(まぢで)
text■塚田
シマノから新型デュラエースに隠れて注目の新製品(一部復刻モデル)が発表されています。
これらの新製品はいわゆるハブダイナモなわけですが、出力ワットが通常の3.0Wと比較して1.5Wと抑えられ小型軽量化されてます。
ちなみに従来の3.0W出力タイプのDH-T780と今回発表のDH-T780-1Nを比較すると重さが483g⇒425gと58gの軽量化となってます(あれ、あんまり軽くなってないぞ…)。(…気をとりなおして)出力の低下によりコギング抵抗の低下も期待できますね。
注目すべきは適応ホイールサイズです。3.0Wタイプでは26~28インチだったのが1.5Wタイプでは20~28インチとなっています。つまりミニベロでも正々堂々(?)と使用可能になってます。
個人的にはかなりスリムになった外観が非常に好印象です。パっと見はハブダイナモに見えないかも。これならスポーツ車でも抵抗なく使用できるのではないでしょうか?なんといってもライトの電池切れの心配が無くなるってのはデカいよ!
text■奥田
XTR(M9000シリーズ)から採用されたIspec2。
ちなみにIspec(アイスペック)とはブレーキレバーにシフトレバーを直接マウントすることによりハンドルまわりをスッキリ&軽量化できるシステムです。
さて従来からどう変わっているのか?
以前のIspecBと比較すると…
■取り付けが簡単になっています。
いままではネジによる固定が必要でしたが新型は位置ずれ防止突起を合わせてブレーキレバー内側にはめ込むだけになりました。
■シフトレバーの位置の調整ができます。
旧タイプでも左右の位置調整ができましたが新タイプでは上下にも調整できます。これは確実な改良点ですね(グレードによって調整できないモデルもあります)。
■………従来とは互換性がありません。
どんどん改良されて性能アップは歓迎なんですが、
シマノさん、規格変更が多すぎませんか?アイステックと混同しやすいネーミングもどうかと。
※
DEORE XT(M8000シリーズ)&SLX(M7000シリーズ)ではIspecBタイプのシフトレバーもラインアップされています。
↓Ispec2取り付けマニュアルはこちら
先日、東京浅草で開催されたCENTURION,SCHWINNの新製品発表会に行ってきました。
今回の発表会の目玉商品はSCHWINNのSTINGRAYの復刻でしょうか。STINGRAYはなんといってもバナナシートや前後サス(厳密には違いますが)、前後異系タイヤといった独特のデザインが魅力。憧れの黄金時代のアメリカ少年必携バイクが待望の復刻です。
台湾ブランドと言えば世界的に有名なGIANTやMERIDAが浮かびますが、「CKT」というメーカーはあまり知られていないかもしれません。それもそのはず、CKTは主にヨーロッパ市場を中心に展開しており、国内の流通はまだあまりありません。レース活動にも積極的で、かつて別府選手も所属していたフランスのコンチネンタルチーム「LA POMME MARSEILLE」にも供給していました。現在でもベルギーやオランダのチームをサポートしています。
CKTは1990年に当時台湾ナショナルチームのヘッドコーチを務めていたMr. Chiang氏が立ち上げたブランドです。レース現場での経験を生かしてフレームの素材や設計を研究し、大手メーカーのOEM生産なども手がたりして、カーボン素材を得意とする自転車総合メーカーへと成長しました。
ご紹介するのはCKTのロードフレームのなかでミドルグレードに相当する「CKT-398SL」です。
2017年よりロードレースでのディスクブレーキの試用が再開されることになりました。まあ予想通りではありましたが。継続するかどうかは別として、ディスクブレーキ付きのロードバイクが主流となるのはほぼ間違いないでしょう。でもなかなかすぐには買い替えに結びつかないのが現状です。
そこで!これなら買ってみてもいいかも!って思える一台をご紹介。
「GIANT CONTEND SL1 DISC」アルミフレームに105コンポ11速仕様でディスクブレーキは油圧タイプを採用。しかしレバーは通常のSTIレバー(ST-5800)。ステムのクランプ部分にこの自転車の秘密が隠されています。
YAMAHAの電動アシストスポーツバイクシリーズ「YPJ」にフラットバー仕様の「YPJ-C」が新登場しました。フレームや電動ユニットなどの基本設計はドロップバー仕様の「YPJ-R」と共通で、駆動系統に9速コンポを採用することでコストダウンを果たしました。
約一時間の充電時間でエコモードなら48km走行可能となっていますが、時速25km超えるとアシストは切れるので、ある程度の速度で巡航すればバッテリーはもっと長持ちします。また、アシストOFFの状態でも一般的なクロスバイクとさほど変わらず走れるからロングライドでも問題なさそうです。
さらに、アシストユニットには高精度なトルクセンサーが内臓されており、標準装備の液晶ディスプレイにスピードやケイデンスはもちろん、ペダリングパワーも表示可能です。パワーメーターを買おうと思えば10万くらいはするのでこれは超お得な機能ですね。そして気になる価格は・・・
メーカー価格¥199,800 → サガミ特価は店頭にて!
通勤用にほしいなぁ・・・
text■塚田
ややマニアックなブランドのご紹介。
まずは1993年創業のドイツの新興ブランド「CUBE」。ヨーロッパではそれなりに知名度はあるようですが、このたび日本国内に本格上陸します。ドイツブランドらしく、しっかりと作り込まれたフレームに目をひく鮮やかなカラーリングが魅力的です。最初の画像の「AGREE C:62 SL」はセカンドグレードでブレーキはダイレクトマウント仕様です。他にもディスクブレーキモデルやレディースモデルがラインナップに揃います。第一印象はとてもよかったです。今後注目のブランドですね。
大人気のコーダブルームクロスバイク(2016年モデル)が
在庫限定大特価です!
いずれもフロントLEDライトとキックスタンド標準装備!
もう言うことはありません。早い者勝ち!です!
驚きの超特価はぜひお店でご確認下さい。ホントに安いですよ。
ロードレースの本場、ベルギーを代表するブランドRIDLEYの中でも人気が高いベストセラーモデルがこちら、「FENIX SL」です。
位置づけは「エンデュランスロード」となってはいますが、とんでもない。他メーカーのエンデュランスロードといえば、アップライドポジションでタイヤが太くて快適性能に特化したロングライドモデルをイメージします。ところがこのFENIX SLは「ガチンコレーサー」と言っても過言でないくらいのポテンシャルを持っています。RIDLEYはエアロロードに「NOAH」、軽量モデル「HELIUM」をラインアップしているのですが、「FENIX SL」はエアロ性能と軽量性と快適性のベストバランスを目指した「オールラウンドモデル」なので、プロレースにもバンバン実戦投入されています。ドイツを代表する巨漢スプリンターのアンドレ・グライペルもレースのコースプロフィールによってはこの「FENIX SL」を愛用していることからも信頼性の高さをうかがえます。
そして一番の魅力はなんと言ってもそのコストパフォーマンス。プロも使っているのと同じ機材なのにフレーム価格は¥228,000(税別)という破格。なんでもかんでも高ければいいってもんでもないということがわかります。(ふつうに考えればこれでも十分高価なんですけどね)
text■塚田
日曜日が雨続きでなかなかサイクリング会を開催できずにいましたが、ようやく晴れました。今回は久しぶりに朝練を行いました。個人的なトレーニングにつき合わさせる形となりましたが、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
いつもの周回コースでインターバル走をしたのち、コースを変えてクラシックレースさながらの起伏に富んだジェットコースターコースを周回しました。一部路面が濡れていたので、終わる頃にはバイクもウェアーも泥だらけでした。ウェットコンディションでの荒れた路面の登り坂は、力任せに踏み込むと後輪がズルズル滑るのでテクニックが必要ですね。いい練習になりました。
今回はなぜかチェーンがらみのトラブルがたて続けに発生しました。日ごろのメンテナンスと携帯用チェーン工具の重要性をあらためて認識させられました。
text■塚田
先日、シマノの新製品発表会に行ってきました。
今回の目玉はなんといってもDURA-ACEの新製品です。
デザインが一新された新DURA-ACE R9100シリーズは写真ではオモチャっぽい質感に見えますが実物はグラデーションがかった黒で上質な高級感を感じます。リアディレイラーもシャドータイプに変わりましたがシャープなデザインで野暮ったさはありません。かっこいいです。
DURA-ACEは毎回大胆なデザイン変更を行ってきましたが今回は最初から素直にかっこいいという印象です。プロの勝負用パーツというより趣味性が高いデザインにシフトしたという感じですね。
性能についてはいずれ評価も出ると思いますが、もともと超高性能だった9000シリーズからの進化なので期待できそうです。
ブレーキキャリパーBR-R9100にも注目です。左右のピボット部をブースターと呼ばれるパーツで連結することにより、さらなる剛性アップを狙ってます。Vブレーキ用のブレーキブースターと同じ理屈ですね。28Cタイヤにも対応した設計も今風です。
ディスクブレーキやパワーメーター、Di2についてはまだちゃんとした展示はなかったのが残念ですがこちらも期待大ですね。
新ホイールについては写真を撮り忘れてしまったのですが、全体的にワイドリム化が推し進められてます.。リムハイトは35mm⇒40mm仕様に、50mm⇒60mmに変更されました。ワイドリムとミドルハイト仕様がこれからの標準となりそうな予感ですね。WH-R9100-C24-CLは旧モデルWH- 9000-C24-CLから基本仕様変更無しとなります(グラフィックのみ変更)。
その他「個人的に」注目アイテムPD-T8000。PD-T780の後継モデルになりますがフラットペダル面にスパイクが配置されてます。これも待望の進化だと思います。
いつも思うのですが、シマノはカタログ写真でかなり損しているのではないでしょうか?今回のDURA-ACEは特にそう感じます。製品のかっこよさが伝わってませんよ!
text■奥田
FSAのダイレクトマウントエアロブレーキ。この形を見て、かつてのカンパニョーロ・Cレコード「デルタブレーキ」を連想する人は少なくないはずです。設計者も意識して作ったことでしょう。
当時のデルタブレーキは、奇抜なデザインと特殊な構造で注目を集めましたが、整備性の悪さと制動力の低さで不評でした。早々に市場から姿を消したこともあって、現在ではプレミア価格で取引されるほど希少なパーツのひとつです。
さて、このFSAのブレーキキャリパーはどうか。現在の技術をもってすれば、それなりの制動力は確保できるでしょう。しかし、シマノを上回ることはないとおもいます。ただでさえダイレクトマウントのフレームは数少ないのに、需要が少ないところで性能面でシマノに対抗しても仕方がありません。重さも軽くないし、こう見えて(油圧ではなく)機械式だし。こういうひねくれたパーツは嫌いじゃないです。アンチシマノのためのブレーキキャリパー。
text■塚田
FSA ダイレクトマウントエアロブレーキ(機械式)
前後別売り、それぞれ\14,000(税別)
プロレースで活躍しており、当店でも人気の高いブランド「SCOTT」2017年モデルが発表されました。
MTBの「SCALE」シリーズと「SPARK」シリーズがモデルチェンジとなりましたが、ロードバイクは基本的に2016年モデルから継続です。エアロロードの「FOIL」シリーズ、軽量モデルの「ADDICT」シリーズ、エンデュランスモデルの「SOLACE」シリーズの3本柱がメインとなります。各モデルカラーリングが変更となりますが、シンプルなデザインで個人的には好感が持てます。うれしいお知らせは、価格が全体的に1割前後安くなりました!これはありがたいことです。
在庫が残っている2016年モデルはさらに特価にて販売中ですので、こちらもお見逃し無く!
text■塚田
日本を代表するバイクブランドといえば、ブリヂストンが手がける「ANCHOR」が筆頭候補です。国内外レースでの活躍はさることながら、2016年の日本選手権ではTTで優勝、ロードレースでは優勝と準優勝の1,2フィニッシュという快挙を達成し、名実共に日本一の称号を手に入れました。今がまさに旬ですね。
そのANCHORの2017年モデルの発表が先日おこなわれました。今回注目した新製品は2機種。ロングライドカーボンモデルの「RL9」とアルミモデルの「RL6」です。
まずは、ロングライドモデルのRL8が「RL9」に進化しました。
他社にないコンセププトの自転車づくりで人気のあるBE ALLの
ミニベロBRS-700SVが入荷しました!
なんといってもアルフィーネ内装ハブ11段変速とクランク部の内装2段変速の計22スピード仕様!フレームデザインもカッコイイです。前後ハブはセンターロックローター対応、フレームにはディスクブレーキ台座があるため将来的にディスクブレーキ化もアリですね。
このミニベロが在庫限定でお買い得価格となっております。早い者勝ち!
ご来店お待ちしております。
※フロントサス付とサス無ともに在庫あり
メーカー価格¥140,400
→ 50%OFF ¥70,200(税別)
坂上登様からのご質問
質問:自転車に関連するスマホのアプリでおすすめはありますか?
自転車関連のアプリといえば、サイクルコンピューターやナビゲーションシステムとして使えるものが主ですが、情報関連やゲームなどいろいろあります。実際にたくさん使って試したわけではないので、おすすめというか、現在私が使用しているのをご紹介します。
今さら感が満載で既に知っている方も多いと思いますが、「STRAVA」というアプリです。
スピードメーターとしての機能もありますし走行ルートを確認することも出来ますが、画面を表示させたままだと電池の消耗が速いので私の場合はアプリを起動させてスマートフォンはバッグの中にしまっておきます。位置情報をオンにしておけば画面は消えたままでもちゃんと走行ログは記録されるので、走り終わったらデータを保存します。
ここまでは他のサイコンアプリとだいたい同じですが、醍醐味は「セグメント記録」にあります。簡単に言うと短い区間でのタイムアタック機能で、誰かが設定した区間(自分でも区間を作成できます)を通過するとスタート地点からゴール地点までのタイムが自動的に保存されます。ほとんどの区間は短い登り坂とか数分以内で通過できるもので、信号の影響を受けないように設定されているものも多いです。アプリの画面を表示している状態であれば、設定された区間のスタート地点が近づいていることを知らせてくれ、区間走行中はゴール地点までの道のりとラップタイムが表示されます。
走行データを保存すると区間ごとのランキングで自分が何位なのかがわかります。さらにトップタイムの者にはKOMの称号が与えられます。ランキング上位をめざして自分のベストタイムを更新することがモチベーションになるので、一人で走っていても競争相手がいるみたいで面白いです。
私の場合はほぼ通勤メインで使っているのですが、片道約17kmのルートで行き帰り合わせて約10の区間が設定されています。このアプリを使うまでは通勤中はなるべく汗をかかないようにのんびり走っていたのですが、設定された区間が近づくとついつい頑張ってしまうので、ちょっとしたインターバル走になってしまいます。
いつも同じルートばかりでマンネリを感じている方にはおススメです。
答え:STRAVAがおすすめです。※走行中のスマホの操作は危険ですので、ルールとマナーを守って使用しましょう。
text■塚田
2016年ツール・ド・フランス総合優勝に輝いた、チームスカイのクリス・フルームが愛用するのがこの楕円チェーンリング。
楕円ギアと言えばスペインの「ROTOR」が有名ですが、こちらはフランスのSTRONGLIGHT製の「O.SYMETRIC」という製品です。普通の楕円形状ではなく、やや角ばった形をしています。ペダリング効率を計算し尽くしてこの形状にたどり着いたようです。
チームスカイのスポンサーブランドでないのにもかかわらず、フルームはタイムトライアルを含めたほぼ全てのステージでこのチェーンリングを使用しました。性能は結果が証明しています。
しかし、いくら性能が良いと言われてもこういうキワモノパーツは試してみるにもハードルが高い。値段も高い。
そこで!
メーカー価格¥39,420のところ、
在庫限り40%OFF ¥21,900(税別)
だったらどうでしょうか!
インナー+アウターのセットでチェーンキャッチャーがもれなく付いてきます。これだったら欲しいですよね。
PCD110 5ARM 52-38T 1セット限り
PCD110 4ARM 52-38T 2セット限り
早くしないと、私が買っちゃいます。
text■塚田
毎夜業務様からのご質問
質問:シマノコンポの自転車にカンパニョーロのホイールは邪道ですか?
いつもご苦労様です。
自転車のコンポメーカーは現在、シマノ・カンパニョーロ・スラムの3大メーカーが市場を占めています
シマノとカンパニョーロをミックスで使用するのを「シマニョーロ」と表現するのは誰しも一度は耳にしたことがあるかもしれません。スラムとカンパニョーロだったら「スラニョーロ」となります。
シマノとスラムではどうか。試しに「シマラム」でググってみると某ファッションセンターが検索上位にヒットしてしまいます。どうやら「スラノ」と表現するのが一般的なようです。
ちなみに私は変速機系統をカンパ、フリーをシマノ、ブレーキをスラムで組んだ自転車があるのですが、この場合は何と呼びましょうか。「カンスラノ」でも「スラニョーマノ」でもいいですが、「シマニョーラム」というのが単語の響きとしていちばん自然ですね。「国際フォーラム」みたいな感じです。
さて、話が逸れました。シマニョーロが邪道だという考え方は最近ではあまり聞かれなくなったような気がします。カンパニョーロで組まれた自転車にシマノホイールというパターンはあまり見かけませんが、逆の組み合わせは割りと一般的によく見られます。一定の市民権を得たと言っていいと思います。
いにしえの時代には「サンツァー」や「サンプレックス」、「ユーレー」、「マヴィック」など多くのコンポメーカーがしのぎを削っており、ミックスで使うのが割りと当たり前でした。現在では互換性の問題で全てのパーツをミックスするのには無理がありますが上位グレードの11速コンポどうしであれば、ブレーキキャリパーやチェーン、クランク、フロントディレーラー、スプロケットなどはある程度組み合わせて使用することができてしまいます。
「パーツカスタム」は自転車の楽しみ方のひとつでもあります。無理な組み合わせで危険を伴うのでない限り、楽しみ方は本人の自由でいいと思います。
答え:「シマニョーロ」という言葉は、もはや死語かもしれません。
text■塚田
GIANTの2017年モデルが一部発表され、早くも売れ行きは絶好調です。今月末に全てのモデルが発表となるのですが、それに先駆けて2016年度の現行モデルをセール販売いたします。ただでさえお値打ちプライスのGIANTがさらに値引きだなんて!これでは他のブランドが売れなくなってしまうな。
中でも注目の売れ筋モデルがこちら。
今年は例年よりも各メーカーの新モデル発表が早まっているような気がします。何をそんなに慌てているのでしょうか。
世界のビッグブランド「GIANT」も2017年先行モデルとしていくつか新作が登場しました。以前ブログでも紹介した「ESCAPE R3」も飛ぶように売れていますが、今回は軽量アルミロードバイク「TCR SLR2」をご紹介。TCR SLの後継モデルとして2014年に登場して、今回はフルモデルチェンジとなります。
全体的に細身の形状となって、前作よりも約200g軽量化しました。
本日のサイクリング会、久しぶりの開催となりました。町田方面に向かう、約40kmの初心者向きコースです。
終始曇り空だったので暑さが和らぎ、この時期としては走りやすい気候でした。目的地のパン屋に到着後も、力の有り余る参加者数名で休憩時間を利用して近辺の上り坂を攻めてきたようです。以前も一度訪れたことのあるパン屋でしたが、前回は無かった自転車駐輪用ラックが設置されていました。サイクリストにフレンドリーなお店はありがたいです。
帰りはちょっとした登りが何度か登場したので、結構足に応えたのではないでしょうか。途中で少々雨に降られましたが濡れるほどではなかったのでよかったです。
夏の時期のサイクリングは水分補給が肝心です。のどの渇きを感じていなくても汗をかいていれば停車するたびに少しずつ補給したほうがいいです。熱中症は症状が現れてからでは遅い場合がありますので気をつけましょう。
text■塚田
NIRONE様からのご質問
質問:ロードバイク初心者なのですが、下りが怖いです。恐怖感をなくすにはどうすればいいですか?
「下りは度胸」とは良く言われますが、スピードに対して恐怖を感じることは正常であり、その恐怖感こそが身を危険から守る防衛反応であることを忘れてはいけません。なので、恐怖感をなくすことが必要なのではなく、より安全に走れるようになることが重要です。
そして何を隠そう、私も下りが苦手だ。
下りで感じる恐怖感は主に以下の3つです。
・スピードに対する恐怖
・コーナーリングの恐怖
・障害物や対向車の恐怖
そしてその3つを克服するために必要なスキルは
・ブレーキコントロール
・タイヤのグリップを知ること
・危険を察知する能力
安全に速度をコントロールするためには、制動距離がどのくらいになるのかを知っておくことが重要です。速度が増せば制動距離は長くなりますし、路面の状態や使用する機材によっても変わってきます。これは頭で覚えるよりも体で覚えるべきことです。
タイヤのグリップの限界を知ることも必要ですが、限界ギリギリまで攻めるわけではないのでこれはなかなか難しいです。安全に曲がれる速度や角度を把握しておくことと、タイヤのグリップを最大限に生かすための体の使い方を習得することです。コーナーリング中にブレーキを効かせすぎるとスリップしやすくなるので、曲がる前に十分に減速することが最も重要です。
そして危険を事前に察知するには、路面の状況やコーナーの出口に注意を向け、視界を広く取ることです。万が一障害となる物があっても余裕を持って回避できるように備えます。
また基本的なことですが、下るときは下ハンドルを握りましょう。下っている途中では危険なので下り始める前にハンドルを持ち替えましょう。なぜ下ハンドルがいいかというと、ブレーキレバーをより強く引けるのと、振動などでハンドルから手が離れずによりしっかりと握れるからです。
あとは機材に頼るとすれば、上級グレードのブレーキキャリパーに交換する、ハイグリップなタイヤを使用するなどが効果的です。さらに欲を言えば、剛性と制動力の高いホイールや、振動吸収性の高いカーボンフレームを使用すれば、下りでの安全マージンはさらに高まります。
答え:流行の「ディスクロード」がおススメかもしれません。
text■塚田
定番のクロスバイク ESCAPE R3の2017モデルが入荷してきました!
カラーバリエーションの変更こそありますがパッと見るとほぼ変更無しですね。よく見るとタイヤがMAXXIS デトネイター⇒KENDA KWESTに変更されてます。グリップも変更されてますね。以前はネジで固定するタイプですが、新型はゴムの摩擦で固定するタイプになりました。フロントディレイラーも変更されてます。耐久性は不明ですが変速性能はむしろ向上してるように感じます。シフターとブレーキレバー(一体型)も変更されてます。目立たないところですが、ステムも変更されているようです。新型のほうが仕上げがキレイに思えます。
気になる価格はメーカー価格が税別55,000円⇒50,000円と一気に安くなりました。カタログ重量は10.2Kg⇒10.7Kgと重くなってますがこの価格差なら文句無しではないでしょうか。
遂にデュラエースのモデルチェンジが発表されました。
現行の9000シリーズは2013年モデルとして登場したので今年で4年目です。
今度は2017年モデルとしてR9100シリーズが登場します。期待されていた「12速化」は見送られ、11速のままとなります。
今回のモデルチェンジのメインはディスクブレーキ仕様の追加です。プロレースでの全面解禁を見据えてシマノが先手を打つ形となりました。キャリパーのマウント方式は「フラットマウント」、リアエンドは「142mm幅のEスルーアクスル」を基本とし、各フレームメーカーもこのシマノが提唱する規格に準ずるものとみられます。いろいろな規格が乱立して混乱することはなさそうです。
その他の主な変更点は、リアスプロケットに最大30Tが加わりリアディレーラーがミドルゲージになります。そしてパワーセンサー内臓のクランクが登場し、Di2がシンクロシフトに対応すること、このあたりでしょうか。
ディスクブレーキ仕様のもの意外は基本的に現行の9000シリーズと互換性がありそうなので、リアディレーラーとカセットを交換して30Tを使えるようにするとか、制動力アップのためにブレーキアーチのみを交換するとか、「全取替え」にならずに済むのがいいですね。
またおもしろいのが、新しいDURA-ACEグレードのSTIレバーはなんと6種類になります。
ST-R9100 機械式変速・ノーマルブレーキ
ST-R9120 機械式変速・油圧ブレーキ
ST-R9150 Di2・ノーマルブレーキ
ST-R9160 Di2・ノーマルブレーキ・TT用
ST-R9170 Di2・油圧ブレーキ
ST-R9180 Di2・油圧ブレーキ・TT用
ああややこしや。
発売時期は機械式コンポが2016年11月~、Di2コンポが2017年2月~、ディスク仕様が2017年春頃となります。
気になる価格は、コンポセットで現行よりも数千円くらい高くなる程度ですので「ほぼ据え置き」と考えていいでしょう。
text■塚田