練習コース紹介
東伊豆(R135)
(神奈川県湯河原町~静岡県下田市)
海沿いのR135を湯河原から
下田までゆく!
コース難易度:中級
コースタイプ:ロングライド(平坦&アップダウン)
距離(スタート地点まで):65㎞
コース全長:㎞
アクセス:微妙
移動手段:自走
楽しさ:楽しい
景色:とても良い
道幅:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
路面:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
交通量:多い
人気:高い
メジャー度:6/10
マニアック度:3/10
補給P:コース上に自販機&店あり(多め)
見所:熱海港、熱海城、マリンタウン伊東、小室山、伊豆高原、熱川温泉、稲取港、河津桜、尾崎ウイング、白浜海岸、外浦、下田港など
・神奈川県湯河原町をスタートし、静岡県下田市まで至る海沿いのアップダウン(R135)と平坦の複合コースであり、ロングライドの定番コースとして広く知られる。
All自走で行った場合の総距離は300㎞を越えるので、湯河原もしくは熱海まで輪行(電車)で行き、帰りは下田(伊豆急下田駅)から再び輪行するのが理想的とされる。
・全線を通じて激しいアップダウンが待ち受けており、とても海沿いコースだとは思えないほどである。中でも伊豆高原や稲取を通過する区間はまるで山岳コースである。
だが景観も素晴らしく、特に熱海~伊東間、河津~下田間は絶景ポイントが多い。
・熱海、伊東、熱川、稲取など観光地&温泉地が多く、南下し続ける大型の道が本コースしかない為、交通量が多いのが難点。
区間によっては道幅が狭く、大型車の往来も多い区間も見受けられる。
・補給P、見所スポットはコース自体が長いというのもあるが、全コース中トップクラスの豊富さである。
コースレイアウトも平坦とアップダウンが絶妙にブレンドされ飽きにくい。
神奈川県湯河原町よりスタート!
↑静岡県側に近い神奈川県湯河原町からR135を熱海方面へ。
真下には熱海ビーチライン。長い登り
↑真下に海沿い有料道路の熱海ビーチラインを臨みながら1㎞以上の長い登りをこなしていきます。
序盤戦、いきなりの長い登りとなりますが、東伊豆R135エリア全区間中でも、間違いなく上位に来るであろう強度の登りとなります。
前半①
↑序盤、いきなりの難関をクリア。その後は2021年に発生した「熱海土石流」の被災現場付近までは緩めのコーナーが連続していきます。
熱海市中心部を通過
↑日本を代表する温泉地「熱海市」の海沿い温泉街を通過していきます。
多くのホテルや旅館が立ち並び、まるで「モナコ」のよう!
ハナシで聞くよりも海が綺麗だったのが印象的でした。
熱海城
↑熱海のトレードマーク的存在、熱海城。高台に位置しており、熱海港からロープウェイで行くことも出来ます。
上(展望台)からの景色は本当に素晴らしい!
南熱海へ。
↑熱海市内でも「伊東市」に近い、南熱海エリアへと移行していきます。再びの登りとなります。
前半②
↑トンネルを越えると、そこには絶景が!
本当に何度来ても熱海~南熱海・伊豆多賀までの区間の景観は本当に素晴らしい!
前半③ 伊豆多賀→
↑伊豆多賀の海沿いを通過していく区間は平坦となります。恐らくアップダウンばかりで平坦の限られる東伊豆エリアにおいて、最も景観の良い平坦区間といえるでしょう。
前半④
↑伊東市内へ向かい再びアップダウンが始まりますが、この区間はトンネルが多く、狭い区間が目立つ少し危険なゾーンです。十分に気を付けて走行したいですね。
ヒルクライムのように長い下り
↑伊東市内まで一気に下り降りるこの区間は、かなりの距離があり、全長2㎞近くと軽いヒルクライム並みです。
恐らく全区間中、伊豆高原の登りに次いで長いと思われますが、こちらから来ると下りとなります。
伊東市内へ・最も長い平地
↑熱海から伊東市内へと入っていきます。お馴染み「日本サイクルスポーツセンター」まで続く「亀石峠」入口交差点を通過し、その後は最難関、伊豆高原の登りまでは最も長い平坦区間となります。
サンハトヤ前通過
↑「イトウにいくならハ・ト・ヤ♪」のインパクトの強いでCMで有名な昭和感溢れるホテル、サンハトヤの前を通過していきます。
伊東駅付近を通過
↑伊東駅付近を通過後しばらくすると海沿いの川奈線、本コースと分かれます。ここから伊豆高原へと入っていきますが、高低差200m以上を登る、東伊豆全区間でも最も長い登りとなります。
小室山
↑長い伊豆高原の登坂区間の途中には、絶景Pとして最近人気急上昇中の「小室山」があります。
熱海や湯河原などこれまで走破してきた街並みを全部見ることが出来、反対側(右側)には大島や今回終点の下田方面などを見ることが出来ます。
伊豆高原道の駅&ぐらんぱる公園
↑3㎞以上に渡って続いてきた長い登りをクリアすると、今度はその逆で海抜ほぼ0mの赤沢海岸方面に向けて3㎞以上の長い下りが始まります。
赤沢温泉→赤沢海岸
↑DHCがプロデュースする絶景温泉「赤沢日帰り温泉」の前を通過して、シュノーケリングポイントでもある「赤沢海岸」へと下っていきます。
海抜0mから200m→再び0m。と軽いヒルクライムです。
赤沢から熱川へ
↑赤沢から熱川エリアへかけては、まるで真鶴道路のような海岸線を抜けていきます。海はすぐ近くですが、道幅は狭くて少し怖いです。
熱川
↑知名度では熱海や伊東に負けるかもしれませんが、熱川もかなり大きな温泉地として有名です。
ここで平坦が終わり、再び上り始めます。
稲取
↑熱川から隣町、稲取エリアへ。
稲取も熱川同様温泉地として有名ですね。
この区間では位置的に正面に伊豆大島を臨むことが出来ます。
稲取の登り
↑稲取エリアから隣町「河津」への区間は伊豆高原に次ぐ起伏の激しさを誇ります。イメージとしては海に沿ったヒルクライムコースをこなしていく感じでしょうか。
河津・今井浜海岸
↑河津エリア(画像・今井浜海岸)に入ります。厳しい稲取の登りをクリアしたのも束の間、ここからは下田市内に向かって再びの登りが始まります。
中でも名所「尾崎ウィング」へ向かう登りは、カーブがほとんどなくハードです。
尾崎ウィング
↑河津と下田の丁度中間辺りに位置する「尾崎ウィング」から見る景色は恐らく東伊豆の海沿いコースの中では最高の絶景を誇ります。
展望台の他、自販機やトイレなどがあって東伊豆ロングライドでは定番の休憩Pとなっています。
白浜海岸
↑下田市内へと入りました。市内にはとても綺麗な海水浴場が沢山ありますが、ここ白浜海岸はその中でも人気№1です。
スプライトのCMや歌手のプロモーションビデオなどで使用されています。
外浦
↑伊豆急下田駅へと向かう最後の登りを越えた辺りからは、白浜に次ぐ規模を誇る「外浦海岸」の全貌を望むことが出来ます。
まるで海外のようなエメラルドグリーンの海の色に、思わず目を奪われてしまいます。
伊豆急下田駅到着。
↑伊豆半島最南端の駅、伊豆急下田駅前に到着。本コースはこれで終了となります。
こちらから爪木崎(恵比寿島)、先程通った白浜&外浦、南伊豆方面(ヒリゾ浜)などまでは公共交通機関がバスのみとなっている為、かなり多くの本数が運行されていました。
練習コース紹介
鹿野山(君津側スタート)
(千葉県君津市)
千葉県人気№1のヒルクライム
コース!
コース難易度:中級
コースタイプ:山岳
距離(スタート地点まで):74.8㎞(東京湾フェリー使用)
コース全長:5.5㎞
アクセス:悪い
移動手段:自走⇔フェリー⇔自走
楽しさ:楽しい
景色:良い
道幅:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
路面:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
交通量:少ない
人気:高い
メジャー度:7/10
マニアック度:4/10
補給P:頂上付近に自販機や店などあり。
見所:九十九谷展望台、鹿野山神社、マザー牧場など。
・本格的なヒルクライムコースが極めて少ない、千葉県において、最も人気の高いヒルクライムであり、ヤビツ峠の千葉県版といった所。神奈川県内からのアクセスも東京湾側にある為、日帰りで十分トライ可能と良くは無いが射程圏内。
・富津側スタート、Bルート、cルート、今回の君津側スタートと4つものコースバリエーションがあり、その中でも今回紹介の君津ルートは、最も急勾配区間が多く高強度を誇る。
・頂上付近の地形が台形になっている為、登坂ピーク地点からゴール付近(最高標高地点)までまだ距離があり、ダラダラした登りと多少の下りを含んで1㎞ほど行った所がゴールというかなり珍しいコースレイアウトとなっている。これは富津側スタートも同様である。
・内房を代表する名所である「九十九谷」や「鹿野山神社」、観光地「マザー牧場」など見所も多く、自販機などといった補給pも問題ない。(鹿野山神社付近には定食屋などもあり)
最難関・富津側ルートスタート!
↑4つもある鹿野山のヒルクライムルート中、最もハードで知られる「富津側」ルート登頂開始!!
序盤~前半①
↑いきなりの急勾配!もうこの辺りからして他ルートとは違います。
前半②
↑逆に最も初心者向けといわれている「東京湾観音側スタート」ルートの距離が5㎞以上あるのに対してこちらは3㎞あまり、、。休める区間が少ないです。道幅も狭め。
前半③
↑カーブも少なめで直線的に登っていくのでなおきついです。恐らく「千葉県内で最もきついコース」でしょう。
中盤①
↑コース中間点に差し掛かった所で、少し勾配が緩みますが今度は路面が悪いです。
中盤②
↑この辺りからまた徐々に勾配が増してきて名物の「激坂」が始まります。
後半① 激坂
↑鹿野山・富津ルートの名物「激坂」区間へと入りました。最大勾配は20%に迫るかなりハードなものです。下りではあっという間に70㎞は出てしまうほど。
後半② 激坂
↑やっと激坂区間が終わります。と同時に登り自体も終了していきます。最後の最後が最もきついタイプのコースなのですね。
九十九谷展望台
↑ゴール直後の場所には展望台(九十九谷展望台)があり、内房の山々が丸ごと眺められます。
マザー牧場①
↑そのまますぐ下りかと思いきや、山頂が台形になっており、向こう側(金谷港側)へ行くまでは1㎞もあり、その間の区間にはアップダウンもあります。
途中に、千葉県内房エリアを代表するレジャー施設である「マザー牧場」があります。
マザー牧場からの景色
↑先程の九十九谷展望台からは山しか見えませんでしたが、こちらからは東京湾を見渡すことが出来ます。
左方向にはみなとみらいや湘南江の島方面、大山や富士山。右方向には木更津の工業地帯や東京スカイツリー&タワーなど千葉&東京方面の景色を見ることが出来ます。
3つの県の景色を同時に見れる場所は中々無いのではないでしょうか。
マザー牧場内
↑マザー牧場内に入るのはお金が掛かりますが、羊が放し飼いになっていたり、デカい馬がいたりと長閑で広々としていました。
丘の上に建つのは「ファームバンジー」です。
観覧車
↑観覧車もあり、そこから見る夕日は絶景でした。東京湾を中心に一都三県が丸ごと見える感じです。
イルミネーション
↑夜のマザー牧場といえば「イルミネーション」が名物です。牧場内が宝石のように光り輝く光景は伊豆高原や御殿場のものとはまた違った魅力がありますね。
鹿野山の夜景
↑勿論、牧場内に入らなくとも、コース上からでも景色は見れます。夜景はこんな感じです。
練習コース紹介
外房黒潮ライン(R128)
(千葉県安房郡丸山町~御宿町)
房総半島の外(外房)太平洋
沿いを進む海沿い平坦
コース。
コース難易度:入門
コースタイプ:平坦
距離(スタート地点まで):84㎞
コース全長:42.1㎞(紹介区間のみ)
アクセス:かなり悪い
移動手段:自走⇔フェリー⇔自走
楽しさ:楽しい
景色:良い
道幅:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
路面:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
交通量:やや多い
人気:普通
メジャー度:7/10
マニアック度:5/10
補給P:コース上に自販機&店あり。
見所:仁右衛門島、鴨川シーワールド、おせんころがし、守屋海岸、勝浦海底公園、御宿町など
・千葉県館山町と千葉市中央区を結ぶ全長約130㎞にも及ぶロング平坦コースであり、ほぼ房総半島の外側(太平洋側)を通る海沿いシーサイドロードである。
反対側の「内房」に比べると、コースのスケールや景観でやや勝っており、主にバイクツーリングのメッカとして知られる。
・東京湾を渡るだけでなく、さらに房総半島のを横断していかないと、向かうことができない為、アクセスはとても悪いといって良いが、日帰りでトライ可能な距離ではある。(最短ルートで御宿町往復200㎞ほど)
・対をなす「内房なぎさライン」に比べ、古いトンネルや狭い道幅などといった危険箇所はかなり少なくなっており、だいぶ走り易くなっている。
給水や食事などといった補給Pや見所Pの多さは同じ位といったところ。(内房、外房それぞれの魅力は好みが分かれる)
・外房への移動ルートが「横」に数多く延びている「内房」に対し、千葉市方面へ向けて「縦」に他ルートが起点しているのが特徴。中でも有名なのが、全長100㎞を越える超ロングアップダウンコースである「R410」や、養老渓谷&千葉市内へのアクセスルートであり、千葉県を代表するアップダウンコース「清澄養老ライン」などである。
練習コース紹介
伊豆高原
(静岡県伊東市)
伊豆半島屈指のリゾート
ライド!!
コース難易度:初級
コースタイプ:周回(アップダウン)
距離(スタート地点まで):117㎞
コース全長:1周16.3㎞
アクセス:悪い
移動手段:輪行
楽しさ:楽しい
景色:良い
道幅:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
路面:前半:普通 中盤:普通 後半:普通
交通量:やや多い
信号:少なめ
人気:?
メジャー度:5/10
マニアック度:6/10
補給P:コース上に自販機&店あり。
見所:城ケ崎海岸、大室山、さくらの里、伊豆ぐらんぱる公園(イルミネーション)、赤沢温泉、伊豆道の駅など
・伊豆半島屈指のリゾート地であり、海と陸両方楽しめるライドが出来る、サイクリングにもイチオシのスポットとしても人気急上昇中のエリアである。
温泉地として知られる静岡県伊東市の中でも外れに位置しており、アクセスは悪いが、輪行(電車)であれば横浜駅から一本(ザフィール踊り子号)で2時間ほどで到着可能である。(駅内にレンタサイクルもある。)
・海岸から登坂ピーク地点(大室山側)までの高低差は200m以上とヒルクライム並みであり、リゾート系サイクリングスポットの中では破格ともいえる強度を誇る。
周回コースとしては「というかこのコース、普通の女の子とか走れるの?」と思ってしまうほどのハードさであり、ガチで行くの緩く行くのかと、立ち位置が微妙になってしまうコース。
・軽食からイタリアン、海鮮料理まで何でも揃っており(何ならメキシカンまで)グルメPとしては全コース中トップクラスの美食エリアである。
スパや日帰り温泉も豊富にあり、夜は全国的にも有名なイルミネーションが名物(ぐらんぱる公園)。サイクリングだけでなく普通に観光で行っても楽しい。
・伊豆急伊豆高原駅前からスタートするなり、いきなりの急坂が始まり、そこから大室山の麓までは平坦に近いほど勾配が緩くなる箇所もあるが、3㎞以上に渡って上りが続くなど、周回コースとしてはかなりのハードさである。
逆に大室山を過ぎてからはひたすらのダラダラ坂(下り)が延々と続くなど かなり両極端である。
いずれにしても国際レースを開催しても良い位のハードコースであることには間違いない。
景観も海山両方を兼ね備えた本コースは、走っていて飽きが来ない。区間ごとにコースの雰囲気もかなり変わる。