LOOK 785 HUEZ RS

 2018年度の大本命モデル「LOOK 785 HUEZ RS」の初回オーダー分がようやく入荷してきました。当店でもたくさんのご予約をいただいており、カラーやサイズによってはメーカー受注枠が早くも完売となるほど人気のモデルです。

 

 今年度はほとんどのブランドが新製品としてディスクブレーキモデルを発表してきましたが、ディスクブレーキロードは市場としてまだ「様子見」なんだと思います。メーカーやメディアは必死にディスクブレーキのメリットをアピールしていますが、消費者にはちゃんと伝わっていないようですね。

 

 これから新しくロードバイクを始める人にとってはディスクブレーキロードはひとつの選択肢としては魅力があると思います。しかし複数台所有している人にとって、ディスクブレーキロードは買い替えに値する魅力があるのでしょうか。「ブレーキが良く効く」、「雨でも制動力が落ちない」、「ブレーキによってリムがダメージを受けない」など、ディスクブレーキのメリットそのものは理解できるし、消費者も認識していると思います。ただそれが、今までのリムブレーキのロードバイクから乗り換える動機としては弱いんです。たとえば、「ディスクロードじゃないとレースで勝てない」とか、「ディスクロードの方がよっぽど重量が軽い」とかでないと、なかなか買い替えには至らないんではないでしょうか。で結局のところ、今までの(リムブレーキロード)で十分というところに落ち着いてしまうのでしょう。

 今後メーカーとしては、ディスクロードを売っていくうえでリムブレーキモデルと併売していてはなかなか買い替えを促せないので、いっそのことディスクブレーキモデルしか作りませんよ、ってことになるかもしれません。そうなってしまえば、古い自転車に乗り続けるかディスクロードに買い替えるかしかなくなります。

 

  この「LOOK 785HUEZ RS」が売れているのは、メーカーがあえてディスクブレーキモデルではない新製品を出したことが消費者に支持されたわけで、ディスクロードはまだ時期尚早というのを物語っているような気がします。

 

 ここまで書くと、「ディスクブレーキ否定派」みたいに受け取られるかもしれませんがそんなことはありません。ディスクブレーキが悪いわけではないです。ただフォーマットを一新するのであれば、従来のリムブレーキモデルをあらゆる面で上回るディスクロード作らないとそりゃ売れないよ、ってことなんだと思います。

 

text■塚田

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コメント: 1
  • #1

    サガミサイクル塚田 (月曜日, 05 3月 2018 16:41)

    785 HUEZ RS の現在の受注可能枠は以下の通りです
    プロチームカラー XS、S、L
    ブラックリフレクトマット S、M
    フローレッドグロッシー S、M
    上記以外は今期完売です