パンクを防ぐ(素朴な疑問29)

赤パンちゃんだ様からのご質問

 

質問:最近しょっちゅうパンクばかりして困っています。先日も仲間とのツーリングで50kmくらいのあいだに私だけ2回もパンクしました。何か気をつけることはありますか?

 

 「パンクは運だ」という意見もよく聞きますが、気をつけることでパンクのリスクはある程度減らせます。

 

 まずは空気圧。適正気圧より多すぎても少なすぎてもパンクのリスクは発生します。こまめにエアーを補充することと、乗る前に空気圧をチェックする習慣をつけましょう。

 

 次に走り方。段差を避けるのはもちろんのこと、道路の端や路肩を走行するとパンクしやすいです。パンクの原因となる異物は道の端っこに落ちている場合がほとんどです。でもだからといって道路の真ん中を走るわけにはいきません。白線(車道外側線)の上か、やや車道寄りを走るのがちょうどいいです。車道の幅が十分に広い道を選ぶことも重要です。(路側帯が十分に広ければ路側帯を走ります)

 走りながら路面をよく見ることも大切です。ガラス片なんかは光が反射してキラキラするので事前に察知して回避することも出来ます。「なんか踏んだかも」って思ったときも走りながらタイヤを手や足などで払うテクニックもあります。

 

 あと、意外と多いのが不十分なパンク修理(またはチューブ交換)が原因によるパンク。タイヤを外した時にタイヤに異物が刺さったままになっていないか、タイヤに大きな亀裂がないこと、リムフラップが切れたりずれたりしていないかチェックします。チューブを入れてタイヤをはめる際に噛み込み(タイヤビートとリムの間にチューブを挟むこと)がないように注意します。

 ロードバイクの場合は空気圧が高圧になるため、パッチによるパンク修理は完全ではないのでなるべく新品のチューブに交換したほうがいいです。

 

 最後に、「最近パンクしていないなー」とか言わないこと。パンクの神はこのセリフを聞き逃しません。

 

 以上のことを気をつけていればパンクのリスクは減らすことが出来ます。おかげで私は自転車通勤していてもここ数年パンクしていません。

 

答え:まずは「日ごろの行い」から気をつけましょう。

 

text■塚田

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