パーツメーカー展示会

 先日おこなわれたミズタニ自転車とマルイの展示会に行ってきました。

 ミズタニ自転車はシマノの代理店でもあり、自転車ブランドのGUERCIOTTIやタイヤのCONTINENTAL、ペダリングモニターのパイオニア、他にもCHRIS KING、IRC、日東、パークツール、レックマウント、selle SMPなど、多数のブランドを取り扱っています。この問屋さんだけで自転車に必要なものは全て揃うんではないでしょうか。

 楕円チェーンリングでお馴染みの「RIDEA」では流行のビッグプーリーが注目です。

 ビッグプーリー元祖の「BERNER」は当初、上が13T、下が15Tだったと記憶しているが、セラミックスピードが上下17T、RIDEAは上下18Tとプーリーの大径化がエスカレートしつつあります。ビッグプーリーにすることでクランクを回したときのチェーンの抵抗が少ないのは明らかなので、パワーセーブの恩恵があるのも間違いなさそうです。プロ選手の使用率が増えてきていることがそれを裏付けています。ただ、変速性能は純正プーリーを使用したときよりも良くなるはずはなく、変速性能の低下をどれだけ少なく抑えるかは組み手の技量にかかっていると言えます。

 

 スギノからは圧入フレーム用のボトムブラケットの新製品が登場しています。スギノのBBはもともと精度がよく出来ていたので音鳴りの原因になることは少なかったですが、新型の「POWER SLEEVEシリーズ」は締めこんで固定できるようになったのでより信頼性が高いです。

 


 続いて「マルイ」の展示会です。マルイではCENTURIONやSCHWINNの完成車をはじめ、ホイールはDT、タイヤはMAXXIS、他にもTIOGA、FINISHLINE、日東、ダイアコンペなど幅広く取り扱っていて、中でも便利グッズの宝庫「TOPEAK」製品が主力ブランドとなっています。

 

 こちらのサドルバッグはスペアタイヤ(チューブラー)やスペアチューブの収納に特化しており、スマートに携帯できるようになっている上、ゴム製品を紫外線から守る効果があります。

 昨年より取り扱い開始した「ADEPT」はアイディア商品が多数あり、痒いところに手が届くパーツブランドです。

 ステムやボトルケージに使える便利なステンレスボルトのセットや、あえて着脱式ではないスマートなライトなんかはありそうでなかった商品です。

 この時期(8月~10月)は毎週のように都内各地でメーカーの展示会があります。自転車店はなぜか水曜日休みのところが多いので、展示会もそれに合わせて主に水曜日に行われます。

 どこか1箇所でまとめて「合同展示会」みたいなのをやってくれると毎週のようにあちこち行かなくて済むんだけどなぁ。

text■塚田