サーベロ・ラピエール2017年モデル

 サーベロの2017年モデルのご紹介。

 まずは、先行で発表されていたディスクブレーキ仕様の「Cシリーズ」。サーベロはレース志向なブランドイメージがありましたが、この「Cシリーズ」は新たなジャンルに一石を投じました。ディスクブレーキでタイヤが28C~32C、オンロードもオフロードも楽しめるグラベルロードとロードレーサーの中間に位置するようなスタイルは今後(海外を中心に)盛り上がってくることでしょう。

 ディスクブレーキ仕様の「Cシリーズ」に続き、軽量モデルの「R3」とエアロモデルの「S3」にもディスクブレーキ仕様が登場します。フロントはエンド幅100mm、リアは142mm、前後とも12mmスルーアクスル、ブレーキキャリパーはフラットマウント。どのメーカーも判を押したかのように「シマノ規格」に追従です。LOOK社と同様に、フラグシップモデルのディスクブレーキ仕様を見送ったのは懸命な判断でしょうか。

 続いてフレンチブランドの「ラピエール」。

 ラピエールは長年フランスのプロチーム「FDJ」に供給し続けており、チームとの結びつきが強い。ツール・ド・フランスでステージ優勝するなどの活躍を支え続けています。トップグレードに軽量モデルの「XELIUS SL」、エアロモデルの「AIRCODE SL」、エンデュランスモデルの「PULSIUM」の3機種が揃います。これら3機種に大幅な変更はありませんが、2017年度は新たにXELIUSのディスクブレーキ仕様が登場します。全体的に価格が下がったのも見逃せないポイントです。

 

text■塚田