ローラートレーニングについて(素朴な疑問25)

Harada様からのご質問

 

質問:「カーボンフレームで固定ローラーを使うとフレームが痛む?」とかネットにありますが、どうなんでしょうか?

 

 

 結論から言えば、「傷みます」。メーカーによっては保証対象外になることもあります。

 後輪が固定されているので、踏み込んだときにBB~リアステーの横方向のしなりが制限されてエンド付近にねじれる力が集中します。これが直接破損の原因となることは稀ですが、カーボンの積層が内部剥離したりしてフレームの寿命を早める可能性があります。特に激しくダンシングしたり、もがいたりするのはやめたほうがいいでしょう。

 一方、3本ローラーは実走に近い状態なのでフレームに無理な力はかかりにくいです。ただ、3本ローラーの場合は固定ローラーと違って転倒のリスクもあるので注意が必要です。

 しかしだからといって「トレーニングは実走あるのみ!」と言うわけではありません。常に一定の負荷で休まず続けられるなど、ローラー台でしかできないトレーニングもあるので、強くなるにはローラートレーニングも積極的に取り入れたほうがいいと思います。より本格的にローラートレーニングに取り組むのであれば、ローラー用のスペアバイクを用意するか、カーボンフレームをへし折る勇気が必要になります。

 

 あとこれはカーボンフレームに限らずですが、「汗」が自転車を傷めます。ローラートレーニングだと風が少ないのでただでさえ汗をかきやすい。そして頭や顔の汗がハンドル・ヘッド付近に垂れます。その汗が原因でボルト類やヘッドベアリングを錆びさせます。そして錆びによって膨張した金属部品が間接的にフレームを傷めることになります。ローラートレーニングをやっている方のヘッドベアリングの寿命は、通常使用よりも驚くほど短いのです。なので、タオルを敷くなど汗が自転車にかからないようにすることと、トレーニング後の洗車・注油は必須です。これをきちんとやっている方は少ないと思います。

 

答え:本当に強くなりたいのであれば、フレームは消耗品です。へし折るまで練習しましょう。

 

text■塚田

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