新素材「グラフェン」を使用した Vittoriaの新しいタイヤを早速試してみました。
今回は最もスタンダードなクリンチャーレーシングモデル、「CORSA (Open Tubular)」の700x23cサイズのインプレッションです。
装着前にタイヤの裏側を見ると、高級品の証でもあるきめ細かい高密度なケーシングが確認できます。トレッド面には全ての性能を最大限に引き出すために、4種類のコンパウンドが使用されているそうです。取り付けは今までのオープンコルサシリーズ同様、レバーを使わずに簡単にはめられました。
チューブはタイヤの性能を最大限に引き出すVITTORIAラテックスチューブを使用。空気圧は6.8barに設定(体重57kg)。ホイールはMAVICキシリウムエリートです。
今までのコルサシリーズも愛用していたので、第一印象は「やっぱりVITTORIAのタイヤだな」といった感じ。コンパウンドが変わりましたがフィーリングは変わっていません。コルサCXよりはコルサSCに似てますが少し硬くなったかな。転がりがさらにスムーズになり、「上質感」が増した気がします。前のモデルよりカタログ値で重量が25g増えてますが、重さはほとんど感じられなかったです。この増えた分が耐久性や安心感につながるものなら許せる範囲です。
不満があるとすれば価格でしょうか。クリンチャーで定価1万円オーバーは消耗品としてはかなり贅沢です。売る側としても、いいタイヤを使ってもらいたいのですがこの価格だとライバルに勝てないのではと(その分値引きでガンバリマス)。いずれにせよ、すごくいいタイヤであることは間違いありませんのでこれは自信を持ってお薦めします。
text■塚田
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