まだあまり馴染みのないシューズブランド「リンタマン」の超軽量シューズ「CLIMBER」のインプレをご紹介します。
まず「リンタマン」って言葉の響きに惹かれました。正義の味方みたいですね。実際、このブランドは自転車選手のクリス・リンタマンが自分の理想のシューズを求めて立ち上げられ、ブランド名は彼自身の名前に由来しています。世のサイクリストのシューズの悩みを解消すれば、「正義の味方」といっても過言ではないでしょう。
極薄の生地でつくられたこのシューズは持ってみると驚きの軽さで、早速重量を測ってみました。サイズ40、インソール込みで192g!今まで使っていたシューズの約半分でした!
履いてみてまず感じたのが、湾曲した独特の形状のカーボンソールが土踏まずのアーチを支えてくれ、足の裏がシューズにフィットしている感覚がありました。そしてペダリングしてみると、思わずニヤケ顔に。おおぅ、軽い。今までシューズの軽量性をあまり重要視していなかったことを考え直さなくてはならないとさえ思いました。ダンシングしても、スキップしているような軽やかさ。このソールの絶妙なアーチ形状がサポートしてくれることで足全体でペダルにパワーを伝えてくれます。一発で気に入りました。軽量にこだわるため、アッパーはしなやかで固定は3本のベルクロ式なので、引き足でグイグイ引っ張るとやや足が浮いてしまう感覚がありますが、それが気になる方は高剛性バックル仕様の「SPRINTER」をオススメします。
この「CLIMBER」はその名の通り、ヒルクライムに最適です。試着してみてこの独特なソール形状にフィット感を感じるのであれば試してみる価値あります!
text■塚田
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