下ハンドラー 前篇

ドロップハンドルの下部分を持つ、通称「下ハン」ですが、一般的にシャカリキに走る人専用ポジションという認識が多いようです。しかし下ハンはいろいろメリットがあるんです。

 

1.風の抵抗が少ない

 これは実際に試してみれば風の抵抗が大幅に少なくなるのが実感できると思います。同じスピードならラクできるってことです。

 

2.上半身の力を使ってハンドルを強力に引き付けられる

 個人的にはこれが下ハンの一番のメリットだと思います。ハンドルを引き付けることによって踏む力が逃げにくなり比較的重いギアも踏めるように感じるはずです。すべての自転車乗りにとっての公式(?) 

重いギアx高ケイデンス=正義 を実感できるかも?

特に下ハンのダンシングは楽しいですよ!

 

3.下りが安定する

 特に下り坂ではブラケットポジションでは路面の凸凹で不安定になり、手がハンドルから離れてしまうこともあり危険です。下ハンだとしっかり握れるので安定度が飛躍的に高まります。

 

4.ブレーキが良く効く

 ブラケットポジションではブレーキをしっかり握れないので急制動や長い下り坂では制動力不足の場合がありますが下ハンだとしっかり握りこめるのでブレーキの制動力を最大限発揮することができるでしょう。

 

つまり強く踏み込む加速や登り坂、高速巡航、下り坂など自転車に乗る

多くの場面で下ハンはメリットがあるのです。

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しかし、下ハンをやろうとするとぶち当たるのが、

  • 前傾姿 勢 がツライ! 
  • 手首 もイタイ!
  • ブレーキが遠くて握れない、しかもガツンと効きすぎて怖い!
  • シフトレバーの操作ができない!

 

という問題点ですね。

長くなったので次号に続く!

 

text■奥田