チェーン洗浄

汚れてきたチェーン
汚れてきたチェーン

 

 そろそろ春本番の自転車シーズンを迎えます。あなたの自転車は乗りっぱなしで汚くなっていませんか?駆動系のパーツは洗浄するだけで走行感が軽くなりますし、気分も良いです。まずは基本中の基本、チェーンの洗浄です。こまめに綺麗にしておくことが大切ですが、たまには取り外して洗うとピカピカになります。

 チェーンを取り外してパーツクリーナー(ディグリーザー)をかけると、みるみる真っ黒な汚れが浮き出てきます。しばらく漬け込んでから綺麗に洗い流してください。

 風呂上りのようにさっぱりしたチェーン。仕上げにチェーンオイルを注油します。

 チェーンオイルもいろいろな種類があってわかりにくいのですが、大まかにオイルの粘度で用途が分けられます。粘度が高いもの(写真左側)はWETタイプと言って雨に強く耐久性が高いのが特徴です。雨の日も乗る方や通勤・ロングライドに適しています。粘度が低いもの(写真右側)WAXタイプは、耐久性はWETタイプより劣りますが、乾燥するとさらさらになって汚れが付きにくいのが特徴です。チェーンを常にピカピカに保ちたい方におすすめです。中間タイプ(写真中央)のものはそれぞれの間を取ったオールラウンドな用途です。

 注油するときはチェーン全体にたっぷりと含ませて浸透するまでしばらく置きます。それから表面の余分な油はふき取ってください。オイルが付けすぎの状態のままだと、飛散して汚れの原因になりますので重要なポイントです。

 

text■塚田