チューブレスに挑戦

 チューブレス対応のホイールもだいぶ普及し、タイヤのバリエーションや性能もかなり上がってきました。しかしまだ、「チューブレスタイヤは気になるけどはめにくいんでしょ?」という声をよく聞きます。答えはイエスかノーの二択なら「イエス」、ちょっとはめるのにコツが必要です。

 チューブレス対応のリムは中央部に一段深い溝があります。この溝をうまく使うのです。はめようとするビードをこの溝の深いところに落とし込むことでタイヤ全体に余裕が出来るので、レバーを使わずにはめられるようになります。はずす時もビードをいったん溝に落とし込むというひと手間があるだけで、基本的にクリンチャータイヤとやり方は同じです。ただ気を付けていただきたいのが、レバーを使う際にタイヤの内側やビード部分を傷つけたりしないことです。傷つけてしまうとエア漏れの原因になってしまいます。

 はめたあと空気を入れる時は、全体にわたってリムと両方のビードに石鹸水を塗布してビードを中央の溝に寄せておきます。この状態で空気を入れると内圧の上昇により、タイヤのビードがしっかりとリムのふちに押し付けられて密着します。うまく空気が入らない時は一度バルブを押し込んでみてください。このやり方で大体うまくいくはずです。脱着さえうまくできればチューブレスタイヤのネガティブなイメージもなくなると思います。

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text■塚田