究極のモノコック

 このカーボンの塊。鈍器にしては軽すぎる。LOOK695に付属するZED2クランクを外したものです。左右クランクがシャフトと合わせてひとつの構造物となっているので、強いに決まってます。BBシャフトに相当する部分は50mmもの径があります。これで重量390g(実測)と超軽量!驚きです。

 しかもこのクランク、ペダルの取り付け位置を替えることで三種類のクランク長に対応します。フレームに付属する専用クランクなのにサイズが合わなかった、じゃあ意味がないですからね。チェーンリングもPCD130と110の両方が取りつけられます。

 クランクを外したフレームはポッカリと大きな穴が開いてなんかちょっとお恥ずかしい感じ。でもこんな思い切った設計をしたLOOK社にあっぱれ。

 

text■塚田