乗車時の痛み

ロードバイクやクロスバイクに初めて乗った方で「お尻が痛い」という方は多いんじゃないでしょうか。特にクロスバイクの場合は普段着で乗る場合が多いのでなおさらかもしれません。個人的体験に基づいてお話すると、お尻の痛みを解消するのは、おおまかに下記の5つだと思います。

 

1.慣れ

最初はちょっと乗っただけでも結構痛いものですが、乗車頻度を多くするとお尻が鍛えられて(?)、痛みが少なくなります。これは前傾姿勢への慣れとも関係していると思います。サドルのほうもある程度お尻にあわせて馴染んできます。

 

2.サドル調整

サドルの高さや前後位置、傾き(前下がり、後ろ下がり)をわずかでも変えるとかなり乗り心地が変わってきます。ほんのわずかでも効果がありますのでぜひお試しを。

 

3.乗り方

正しい前傾姿勢を身につけるとともに、常に同じ位置に座るより意識的にお尻を時々前後に移動すると痛みが少なくなります。また段差を通過する時のショックはママチャリと違ってサドルで吸収できませんので、通過時は腰を少し浮かすとお尻にダメージが来ません。

 

4.レーサーパンツ(レーパン)やパッド付インナー

レーパンと呼ばれる専用のパンツを履くと乗り心地はかなり改善されると思います。ただ、クロスバイクに乗る方はレーパンに抵抗がある方もいると思います。こういう場合はパッド付インナーを履くと外見上は普段着のままクッション性が大幅アップするのでオススメです。いずれも即効性はありますが痛みが出ないというものではありません。

 

5.サドル交換

サドルとお尻の相性が悪い場合もあります。こういう場合はサドルの交換によって改善する場合があります。ただしサドルがカタいからお尻が痛い、柔らかいからお尻が痛くないというワケでもないのが難しいところです。人それぞれ骨盤の形や筋肉量等も違うので、その人のお尻に合ったサドルというのが人によっても違います。結局使ってみないとわからないのですから、ある程度の試行錯誤も必要なのかもしれません。

 

お尻が痛いと感じている方はお気軽にスタッフまでご相談下さいませ。

text■奥田